ゼロから始める「株探」の歩き方 ― (13)いち早く急騰・急落株の材料をキャッチして飛び乗ろう!

特集
2020年1月31日 14時05分

「マーケットで注目を集めるニュースを調べるポイントと流れ」

横山利香(ファイナンシャルプランナー、テクニカルアナリスト)

◆「人気ニュース」はベスト30まで確認しよう

簡単にニュースを確認したら、次はトップページの下部にある「人気ニュース【ベスト10】(アクセスランキング直近8時間)」を確認しましょう(図6参照)。なかでも直近8時間のアクセスランキングは、個人投資家がいま注目しているニュース記事のランキングになりますから必ず確認しましょう。

図6 「人気ニュース【ベスト10】(アクセスランキング直近8時間)」

アクセスランキング

ざっくりと確認をしたら、その下には「人気ニュース(3日間のランキング)」がありますので、次にこの3日間の人気ニュース記事を確認します。このときベスト10だけでもいいのですが、できればたくさんのニュースに目を通しておきたいので、両方のランキング記事の右下にある「ベスト30を見る」をクリックして、それぞれの「人気ニュース【ベスト30】」を確認しましょう。

なお、「人気ニュース【ベスト30】」ではページ内でアクセスランキング直近8時間と3日間の切り替えを行うことができます。直近8時間のページでニュースを下まで確認すると、「人気ニュースベスト30・3日間」の赤いボタンがあります(図7参照)。クリックすれば切り替えができますので、利用しましょう(3日間のページでは「8時間」の切り替えボタンが用意されています)。

図7 「人気ニュース【ベスト30】」と期間の切り替えボタン

人気ニュース

人気ニュース

なお、前述した市場ニュースのページにも、「総合」「市況」「材料」などが並ぶメニューの下に「人気ニュースベスト30・8時間|3日間」のリンクが表示されています。市場ニュースは項目も数も多く、正直どれが株価に影響を与えそうなニュースかを判別するのは困難です。ですから、「TopNews」と併用する形で「人気ニュースベスト30・8時間|3日間」を活用して、どのニュースが人気を集めているのかを確認して、ある程度、絞ったうえで読んだほうがいいでしょう。

◆投資家の関心の行き先を示す「人気テーマ」

「人気ニュース【ベスト30】」のページの最下部に置かれた人気ニュースの切り替えボタンの右横には「人気テーマベスト30・3日間」のボタンがあります(図7参照)。このボタンをクリックすると、「人気テーマ【ベスト30】」のページに移ります(図8参照)。これはトップページの「人気テーマ(3日間のランキング)」の「ベスト30を見る」から移動できるページと同じもので、いま人気のあるテーマが何であるのかを確認することができます。さらに、関連銘柄の記載もありますので、他の投資家がどんなテーマに注目して銘柄の選別を行っているのかを参考にすることができます。なお、銘柄名をクリックすれば個別銘柄の基本ページに移動します。

図8 投資家の注目度が高いテーマがわかる「人気テーマ【ベスト30】」

人気テーマ

ここではわかりやすいように1位の「マスク」を例にして調べてみましょう。関連銘柄に「興研」「重松製作所」「川本産業」と表示されています。興研をクリックすると、銘柄のページに移ります。12回目の記事を参考にして銘柄について調べてみましょう。

ところで、このアクセスランキングの2位を見ると、「コロナウイルス」となっていて、関連銘柄が「興研」「重松製作所」「マナック」となっていることがわかります。

2020年1月現在、中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染が急拡大していますが、マスクや除菌関連の製品を手掛ける予防対策などの関連銘柄に注目が集まっていることがうかがえますね。例年、インフルエンザが流行する時期には医療関連銘柄が物色の対象となる場合が多いですから、どのような銘柄が物色されやすかったのかを調べておくと、来年のインフルエンザシーズンにも備えることができますので、週末などを活用して確認しておくといいですね。

このように株式市場にはたくさんの数のニュースが溢れていて、正直、どのニュースが株価に影響を及ぼすのかを見抜くことは難しいと言えますし、適当に探しても時間のムダでしかありません。効率的に投資家が好みそうな人気の材料を探すためにも、ランキングなどをフル活用したほうがよいでしょう。

次回以降は、企業が発表するさまざまな材料について解説していく予定です。

>> 14回目に続く

 

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