19日の株式相場見通し=強弱感対立、値ごろ感からの押し目買いも上値重い
19日の東京株式市場は、売り買い交錯が予想されるなかも、ここ日経平均が大きく水準を切り下げてきた反動もあってリバウンドに転じる可能性がある。ただ、上値も重い。フシ目の日経平均2万3000円近辺では押し目買いも想定されるが、新型肺炎の感染拡大に伴う警戒感も根強く強弱観は対立しそうだ。前日の米国株市場ではNYダウが3日続落したものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は小幅ながら続伸したことで、過度な不安心理は後退しており、外国為替市場で1ドル=109円台後半と円安含みで推移していることもプラス材料となる。
18日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比165ドル89セント安の2万9232ドル19セントと3日続落。ナスダック総合株価指数は、同1.567ポイント高の9732.743だった。
日程面では、きょうは1月の貿易統計、12月の機械受注、1月の訪日外国人客数など。海外では、1月の米卸売物価指数(PPI)、1月の米住宅着工件数。また、1月28~29日に開催されたFOMCの議事要旨も開示される。