21日の米国市場ダイジェスト:NYダウ159ドル高、良好な決算が下支えもハイテクが弱い

市況
2020年7月22日 8時34分

■NY株式:NYダウ159ドル高、良好な決算が下支えもハイテクが弱い

米国株式相場はまちまち。ダウ平均は159.53ドル高の26840.40ドル、ナスダックは86.73ポイント安の10680.36ポイントで取引を終了した。企業の良好な決算や欧州が復興基金で合意したことが好感され上昇して寄り付いた。その後、今週後半に主要ハイテク株の決算が控えており、内容を見極めたいとの思惑から手仕舞う動きが広がり、上げ幅を縮めた。セクター別では、エネルギーや銀行が上昇した一方、ソフトウェアサービスが下落した。

飲料メーカーのコカ・コーラ(KO)は第2四半期決算が警戒されていたほど落ち込まなかったことや楽観的な見通しが好感され上昇。靴販売会社のフットロッカー(FL)はドイツ銀による投資判断の引き上げが好感され急伸した。一方、オンライン小売りのアマゾン(AMZN)は「プライムデー」セール延期を発表したことが嫌気され下落。電気自動車(EV)メーカーのテスラ(TSLA)は一部アナリストの投資判断引き下げで下落した。

米国のムニューシン財務長官は追加財政策を巡る協議で、来週末までの合意を目指す

意向を示した。

Horiko Capital Management LLC

■NY為替:EU復興基金合意でユーロ買い強まる

21日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円25銭から106円69銭まで下落して106円79銭で引けた。米国債利回り低下に伴うドル売りや対ユーロでの動きに連れたドル売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.1425ドルから1.1540ドルまで上昇して1.1529ドルで引けた。欧州連合(EU)が復興基金で合意したため域内の景気見通しが改善しユーロ買いが加速。ユーロ・円は122円47銭まで下落後、123円18銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2674ドルから1.2768ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9392フランから0.9321フランまで下落した。

■NY原油:続伸で41.92ドル、ユーロ高を意識して一時42.51ドルまで買われる

NY原油先物9月限は続伸(NYMEX原油9月限終値:41.92 ↑1.00)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比+1.00ドルの1バレル=41.92ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは40.74ドル-42.51ドル。21日序盤のアジア市場で40.74ドルまで下げたが、その後は反転。ユーロ高・米ドル安の進行を意識して21日のニューヨーク市場で42.51ドルまで一段高となった。

■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 24.42ドル +0.84ドル(+3.56%)

モルガン・スタンレー(MS) 52.38ドル +0.52ドル(+1.00%)

ゴールドマン・サックス(GS)212.02ドル +0.31ドル(+0.15%)

インテル(INTC) 60.70ドル -0.45ドル(-0.74%)

アップル(AAPL) 388.00ドル -5.43ドル(-1.38%)

アルファベット(GOOG) 1558.42ドル -7.30ドル(-0.47%)

フェイスブック(FB) 241.75ドル -3.67ドル(-1.50%)

キャタピラー(CAT) 135.87ドル +1.24ドル(+0.92%)

アルコア(AA) 13.16ドル +0.44ドル(+3.46%)

ウォルマート(WMT) 132.33ドル +0.86ドル(+0.65%)

《ST》

提供:フィスコ

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