【↓】日経平均 大引け| 小幅続落、朝安も好決算銘柄買われ高値引け (10月27日)

市況
2020年10月27日 17時06分

日経平均株価

始値  23376.96

高値  23485.80(15:00)

安値  23232.31(09:04)

大引け 23485.80(前日比 -8.54 、 -0.04% )

売買高  9億4534万株 (東証1部概算)

売買代金 1兆8631億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は小幅続落も朝安後に下げ渋る展開で高値引け

2.欧米株安でリスクオフ、NYダウは一時960ドル超の下げ

3.欧米での新型コロナ感染者数再拡大を懸念する動きが強まる

4.東京市場では好決算発表銘柄を中心に買われ全体相場支える

5.TOPIXも小幅安ながら値上がり銘柄数が値下がり上回る

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前週末比650ドル安と大幅に続落した。新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されたほか、追加経済対策を巡る不透明感が嫌気された。

東京市場では、前日に欧米株が急落したことなどを受けリスク回避の売りが先行したが、日経平均株価は底堅く終盤は急速に下げ渋る動きをみせた。

27日の東京市場は、朝方は前日の欧米株安を受けて売り優勢の展開で始まったが、その後日経平均は一貫して下げ渋る展開となり、後場後半には更に下げ幅を縮小、前日終値近辺まで戻してこの日の高値で引けた。前日の米国株市場ではNYダウが一時960ドルを超える下げをみせるなど波乱展開となった。新型コロナウイルスの感染者数が再拡大しており、これが経済に及ぼす影響が懸念されている。ただ、下値を売り込む動きは限定的だった。企業の決算発表が本格化するなか、好決算銘柄を買う動きが広がり全体相場を支える格好となった。TOPIXもプラス圏には浮上できなかったものの高値引け。業種別では33業種中24業種が下げたが、個別でみると値上がり銘柄数が値下がりを上回っている。

個別では、日本電産<6594>が売りに押され、トヨタ自動車<7203>、ファナック<6954>も冴えない。日本航空<9201>、ANAホールディングス<9202>がいずれも安い。ネットワンシステムズ<7518>がストップ安に売られ、ダントーホールディングス<5337>も大きく値を下げた。レオパレス21<8848>、栄研化学<4549>、富士電機<6504>なども下落した。

反面、任天堂<7974>が大幅高、キヤノン<7751>も大きく買われた。ソニー<6758>が堅調、エムスリー<2413>も買いを集めた。エスケイジャパン<7608>は3日連続のストップ高。ヤマト<1967>が急速人気化し、ジャックス<8584>も上昇した。メディカル・データ・ビジョン<3902>、コクヨ<7984>、木村化工機<6378>も大きく水準を切り上げた。ソフトクリエイトホールディングス<3371>も高い。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はエムスリー <2413> 、KDDI <9433> 、キヤノン <7751> 、テルモ <4543> 、バンナムHD <7832> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約52円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファナック <6954> 、NTTデータ <9613> 、日立建機 <6305> 、アステラス <4503> 、ホンダ <7267> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約20円。

東証33業種のうち上昇は9業種。上昇率の上位5業種は(1)その他製品、(2)精密機器、(3)情報・通信業、(4)水産・農林業、(5)サービス業。一方、下落率の上位5業種は(1)空運業、(2)鉱業、(3)ゴム製品、(4)海運業、(5)鉄鋼。

■個別材料株

△ヤマト <1967>

上期業績は営業利益が計画上振れ。

△セック <3741>

21年3月期業績予想を上方修正。

△ソフト99 <4464> [東証2]

21年3月期業績及び配当予想を上方修正。

△野村マイクロ <6254> [東証2]

21年3月期業績及び配当予想を上方修正。

△SMK <6798>

21年3月期業績営業利益予想を上方修正。

△キヤノン <7751>

今期税引き前を23%上方修正。

△グロブライド <7990>

上期営業利益は一転増益で着地。

△ビジョナリー <9263> [JQ]

第1四半期営業利益が通期計画上回る。

△PCA <9629>

メンタルヘルス関連事業のドリームホップを子会社化。

△杉本商 <9932>

50万株を上限とする自社株買いを実施へ。

▼エスティック <6161> [東証2]

上期営業利益は62%減

▼ネットワン <7518>

第2四半期決算の発表を延期。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)SKジャパン <7608> 、(2)ヤマト <1967> 、(3)ナガワ <9663> 、(4)PCA <9629> 、(5)ジャックス <8584> 、(6)TYK <5363> 、(7)セック <3741> 、(8)コクヨ <7984> 、(9)木村化 <6378> 、(10)キヤノン <7751>

値下がり率上位10傑は(1)ネットワン <7518> 、(2)ダントーHD <5337> 、(3)一蔵 <6186> 、(4)HyAS&C <6192> 、(5)フォスター <6794> 、(6)DDHD <3073> 、(7)UMCエレ <6615> 、(8)キャリインデ <6538> 、(9)レオパレス <8848> 、(10)鎌倉新書 <6184>

【大引け】

日経平均は前日比8.54円(0.04%)安の2万3485.80円。TOPIXは前日比1.45(0.09%)安の1617.53。出来高は概算で9億4534万株。東証1部の値上がり銘柄数は1190、値下がり銘柄数は903となった。日経ジャスダック平均は3605.21円(9.58円高)。

[2020年10月27日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.