17日の株式相場見通し=強含みもみ合い、FOMCにサプライズなし
17日の東京株式市場は、強含みながらも上値は重く一進一退の展開が予想される。注目されたFOMCは、米国債などの買い入れを増額する量的緩和の拡大は見送ったが、量的緩和の長期化を宣言したほか、ゼロ金利政策の継続も決定した。大きなサプライズはなく、これを受けた米国株市場の反応は限定的にとどまり、主要株指数は高安まちまちの展開となった。東京市場ではこの流れを引き継ぎ、全体相場は比較的狭いゾーンでのもみ合いが予想されるが、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数やS&P500指数が最高値を更新するなど上昇基調を維持しており、市場のセンチメントが弱気に傾くことはなく、やや買いが優勢の地合いが予想される。
16日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比44ドル77セント安の3万154ドル54セントと反落。ナスダック総合株価指数は同63.128ポイント高の1万2658.188だった。
日程面では、日銀の金融政策決定会合が18日までの日程で行われる。海外では、12月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数、11月の米住宅着工件数など。