株価指数先物【寄り前コメント】日経225型優位の展開が見込まれ、NT倍率は引き続き上昇を想定

市況
2021年1月20日 8時06分

大阪3月限ナイトセッション

日経225先物 28700 +30 (+0.10%)

TOPIX先物 1854.5 -2.0 (-0.10%)

シカゴ先物 28715 +45

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

19日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。米次期財務長官に指名されたイエレン氏は上院財政委員会の公聴会において、刺激策をできる限り迅速に実施し、ワクチン普及により生活が正常化するまで、必要な第2弾の支援策に取り組むと述べており、買い安心感につながった。S&P500業種別指数では半導体・同製造装置、自動車・同部品の上昇が目立っている。

シカゴ先物清算値は大阪比45円高の2万8715円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比30円高の2万8700円で始まり、その直後には2万8770円まで上げ幅を広げており、米国市場の取引開始前までは2万8700円を挟んだ保ち合いが継続。米国市場の取引開始後は一時2万8540円まで下げるなど弱含む場面がみられたが、引けにかけて切り返しており2万8700円で取引を終えている。

シカゴ先物にサヤ寄せする形から買い先行で始まることになりそうだが、大統領の就任式が通過するまでは商いは膨らみづらいだろう。ただし、ナスダックの上昇やSOX指数構成銘柄が全面高となるなど半導体株の強い値動きは、指数寄与度の大きい値がさハイテク株などへの支援材料になる。このため昨日同様、日経225型優位の展開が見込まれる。

コア銘柄に資金が集中しやすい需給状況となることから、最高値を更新しているNT倍率は引き続き上昇を想定したスタンスとなり、NTロング(日経225先物買い・TOPIX先物売り)によるスプレット狙いのポジション取りが有効であろう。

また、足元の上昇により2万8000円レベルでの底堅さが確認されているほか、2万8500円に下限レンジが切り上がりをみせてきている。オプション権利行使価格では2万9000円、2万9125円、2万9250円辺りでの出来高が膨らんできていることもあり、イベント前でいったん利益を確定させてくる場面があるようならば、押し目を拾いたいところであろう。

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