東京株式(前引け)=前日比204円安、売り一巡後に下げ渋る
23日前引けの日経平均株価は前日比204円86銭安の2万8983円31銭。前場の東証1部の売買高概算は4億7873万株、売買代金は約9795億円。値上がり銘柄数は889、値下がり銘柄数は1172、変わらずは118銘柄だった。
日経平均株価は反落。前日の米株式市場は、バイデン大統領が富裕層に対するキャピタルゲイン課税を強化すると報じられたことが警戒され、321ドル安と急落した。これを受け、東京市場も売り先行でスタート。日経平均株価は2万9000円を割り込み一時、前日比400円を超す下落となった。ただ、売り一巡後は下値に買いが流入し下げ渋る動きとなった。
前日決算を発表した日本電産<6594>は利益水準が市場予想に届かなかったとの見方から大幅安。ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が安く、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>も売られた。マネックスグループ<8698>やHOYA<7741>が値を下げた。半面、任天堂<7974>やソニーグループ<6758>が高く、信越化学工業<4063>やQDレーザ<6613>が値を上げた。東芝<6502>や日本航空<9201>がしっかり。