話題株ピックアップ【夕刊】(1):イーレックス、ミダックHD、オープンH

注目
2021年9月17日 15時14分

■電気興業 <6706>  2,630円  +297 円 (+12.7%)  本日終値  東証1部 上昇率4位

電気興業<6706>がマドを開け買われた。同社は通信アンテナの製造及び工事を行っており、高速通信規格5G基地局関連の需要獲得などを背景に収益面の追い風が強い。16日取引終了後、香港の投資ファンドであるオアシス・マネジメントが同社株の5%強の株式を保有したことが、同日にオアシスが提出した大量保有報告で明らかとなった。これを材料視する買いを呼び込んだ。オアシスはアクティビストファンドとして名を馳せるが、今回の株式保有目的として「純投資及び重要提案行為などを行うため」としていることで、思惑を呼んでいる。

■ミダックHD <6564>  5,830円  +500 円 (+9.4%)  本日終値  東証1部 上昇率6位

ミダックホールディングス<6564>が急反発。同社は16日取引終了後に、子会社のミダックが保有する既存最終処分場(遠州クリーンセンター及び浜名湖クリーンセンター)の変更許可申請(埋め立て容量の増量)を行うと発表。最終処分場の受託量が順調に拡大しており、埋め立て容量を増量することで今後見込まれる旺盛な埋め立て需要に対応するとともに、事業の競争力や中長期の収益基盤の更なる強化につなげるとしている。

■ジャックス <8584>  3,145円  +257 円 (+8.9%)  本日終値  東証1部 上昇率8位

ジャックス<8584>が急伸。午前11時30分ごろ、22年3月期の連結業績予想について、営業収益を1620億円から1635億円(前期比1.8%増)へ、営業利益を205億円から235億円(同43.9%増)へ、純利益を140億円から160億円(同35.8%増)へ上方修正し、中間60円・期末65円の年125円としていた配当予想を中間・期末各70円の年140円としたことが好感された。上期においてクレジット事業が堅調に推移していることに加えて、国内・海外ともに貸倒関連費用が抑制されていることが要因としている。

■オーケストラ <6533>  3,985円  +275 円 (+7.4%)  本日終値

Orchestra Holdings<6533>が5日ぶりに反発。同社は16日取引終了後に、子会社のデジタルアイデンティティがデジタルマーケティング事業を行う、ぱむ(東京都豊島区)の全株式を取得し、子会社化(同社の孫会社化)すると発表。ぱむは、金融業界を中心にデジタルマーケティング事業を手掛け、特にWEB制作やコンテンツ制作に強みを持つ。両社が連携することで、金融業界の既存顧客に対してより広範なデジタルマーケティング支援が可能になるとともに、新たな顧客獲得を目指すとしている。なお、取得価額及び株式譲渡実行日は確定次第公表するという。

■ファーマフーズ <2929>  2,810円  +159 円 (+6.0%)  本日終値

ファーマフーズ<2929>が5日ぶりに反発。16日の取引終了後、三洋化成工業<4471>と両社の開発・技術力を融合させた「アグリ・ニュートリション基本計画」を策定したと発表。同計画は、世界の農業危機をバイオテクノロジーで救うのが狙い。三洋化成の界面制御技術とファーマFの発酵抽出技術の融合により、バイオスティミュラントを活用した新たなペプチド農業を確立し、宮崎県新富町で農業支援を本格展開するとしている。

■イーレックス <9517>  2,874円  +127 円 (+4.6%)  本日終値

イーレックス<9517>が大幅高で3日ぶりに反発。16日の取引終了後、山梨県富士吉田市で、国内初の水素専焼発電所の起工式を行ったと発表。同水素専焼発電所は、Hydrogen Technology(東京都中央区)の水素の供給・保守技術とイーレックスの発電所運転、電力小売の知見を組み合わせることで、安定的に水素専焼で発電を行い、電力小売りで活用するプロジェクト。なお、稼働は22年3月下旬を予定している。

■BEENOS <3328>  3,100円  +134 円 (+4.5%)  本日終値

BEENOS<3328>が後場上げ幅を拡大。正午ごろ、営業投資有価証券の一部を売却したのに伴い、21年9月期第4四半期のインキュベーション事業に売上高4億8000万円、営業利益4億2000万円が計上される予定だと発表しており、これが好材料視された。

■ジョイフル本田 <3191>  1,592円  +65 円 (+4.3%)  本日終値

ジョイフル本田<3191>が3日ぶりに反発。16日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表。上限を400万株(発行済み株数の5.74%)、または50億円としており、取得期間は21年9月17日から22年6月20日まで。資本効率を高め、1株当たり利益の増大を図ることが目的という。

■オープンハウス <3288>  6,530円  +230 円 (+3.7%)  本日終値

オープンハウス<3288>が連日の年初来高値更新となった。この日の寄り前、21年9月の連結業績予想について、売上高7880億円から8050億円(前期比39.8%増)へ、営業利益を960億円から1000億円(同61.0%増)へ、純利益を670億円から690億円(同16.0%増)へ上方修正し、60円を予定していた期末配当を62円に引き上げると発表した。グループで事業進捗が好調なことが要因という。なお、年間配当は112円(前期80円)となる予定だ。

■商船三井 <9104>  9,500円  +290 円 (+3.2%)  本日終値

SMBC日興証券は16日、11月の定期見直しでは現時点では商船三井<9104>や太陽誘電<6976>などが新規採用となる可能性があると指摘した。一方、ピジョン<7956>やTHK<6481>などは、今後大きく市場をアウトパフォームしなければ削除対象となる懸念があるとみている。11月の入れ替えは、欧州時間の同月11日に発表される予定だ。

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