株価指数先物【昼のコメント】 TOPIX型優位の展開でNT倍率は先物中心限月で一時14.30倍まで低下
日経225先物は11時30分時点、前日比20円高の2万8360円(+0.07%)前後で推移。寄り付きは2万8250円とシカゴ日経平均先物清算値(2万8270円)にサヤ寄せする格好から売り先行で始まった。ただし、開始直後につけた2万8240円を安値に切り返すと、一時2万8460円まで上昇する場面が見られた。もっとも、足元で上値切り下げのトレンドを形成していることもあり、5日移動平均線(2万8480円)水準に上値を抑えられ、戻り一巡後は2万8350円辺りを挟んだ保ち合いを継続。
売り先行で始まった後は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を控えるなか、リバランスの流れからソフトバンクグループ<9984>など足元で調整を続けていた銘柄の一角には買い戻しの動きが見られている。ただし、ハイテク株は弱い動きが目立っていることもあり、日経平均株価の重荷となった。一方で、トヨタ<7203>や銀行株が買われていることから、TOPIX型優位の展開。これにより、NT倍率は先物中心限月で一時14.30倍まで低下している。
株探ニュース