【クラファン・優待】有機野菜配送×廃食油回収で実現する「農業3.0」 八百富、9月4日募集開始
有機野菜の配送と廃食用油の回収を手掛ける八百富株式会社(三重県伊勢市)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは9月4日19時30分開始を予定しています。
| ・ | 普通株式型 |
| ・ | 目標募集額:1199万8560円、上限募集額:7009万1588円 |
| ・ | 事業会社/CVC出資実績あり |
| ・ | 株主優待あり:神恩感謝の酵素ジュース、イセヒカリ |
| ・ | みなし時価総額:3億9861万6442円 |
| ・ | 類似上場企業:オイシックス <3182> [東証P]、ユーグレナ <2931> [東証P]、TREホールディングス <9247> [東証P]、カゴメ <2811> [東証P]、AZ-COM丸和ホールディングス <9090> [東証P] |
知人の有機農家のキュウリに衝撃
八百富の犬飼亮代表は上場企業の経理などを経て、2009年、知人の有機農家が作ったキュウリの味に衝撃を受け、産直八百屋を志して、2010年に軽トラック販売で創業しました。
2017年、生産まで自ら手掛けようと子会社の八百富農園を設立し、自社で野菜作りを開始。その生産現場で燃料コストと担い手不足の課題に直面したことから、飲食店の廃食用油を農業の燃料に変える循環型インフラ「yaotomiNeSO(ヤオトミネソ)」を立ち上げています。
同社は、有機野菜の配送と廃食用油の回収・燃料化を1つの物流でつなぐ「yaotomiNeSO」を運営しています。
有機野菜を飲食店に届け、帰りの便で廃食用油を回収し、自社プラントでバイオディーゼル燃料(BDF)に精製、自社農園の農業機械で使う仕組みを構築しており、供給網と燃料コスト低減を同時に成立させる循環モデルにより、「化石燃料に頼らない『農業3.0』の実現を目指します」(同社)。
化石燃料に頼らない農産流通を構想
同社は、化石燃料に頼らない新しい農産流通のあり方を目指しており、農機の燃料で現在の主流である軽油に代わるものとして、飲食店の使用済み食用油に着目しています。
しかし、飲食店の多くは個人経営の小規模店であり、使用済み食用油の回収・処理の負担は大きく、「回収ルートに乗りにくいのが実情だと弊社は考えています」(同社)。事業系の年間発生量は約40万トンですが、国内で燃料になっているのは約2万トンで、約4万トンは回収されていないそうです。
一方で、有機野菜を使いたい中小の飲食店と中小の生産者のマッチングがうまくいっていない現状があると同社は考えています。
飲食店は個別のやりとりに手間と配送コストがかかり、生産者には小ロットで既存の流通に乗せづらいという課題があるといい、「弊社はこれらの課題に『配送×回収』の一体運営でアプローチしていきます」(同社)。
事業内容・競争優位性・成長戦略

(出典:FUNDINNO)
「yaotomiNeSO」は「有機農業」「資源循環」「便の相乗り」を掛け合わせたサービスです。
有機野菜を届ける便に廃食用油の回収を相乗りさせ、廃食用油は、自社プラントで精製したバイオ燃料を農業機械の燃料に活用。生産現場の軽油(年間約2000リットル)は全量切り替え済みで、使い切れない約8000リットルは航空燃料(SAF)向けに供給します。
協力店舗は2023年5月の15店舗から、飲食店を中心に232店舗まで拡大。飲食店からは「廃食用油が燃料に変わり、また新しい野菜が生まれることに共感」などの声が寄せられ、「単なる仕入れ先ではなく、循環を共につくる仲間として受け止められています」(同社)。
収益の柱は有機野菜の直販です。バイオ燃料の循環は、燃料代の削減と、脱炭素に取り組む仕入れ先として選ばれることにつながっており、将来的には、燃料の外部販売やJクレジット(省エネ設備の導入等による温室効果ガスの排出削減・吸収量を認証する制度)での価値化も見込んでいます。
同社は自社の強みとして、「野菜を届ける便のついでに油を回収する」導線の確立を挙げています。
廃食用油回収・燃料精製の専業者は飲食店を日々回る配送接点がないため、回収網の構築にコストがかかり、野菜を届けるだけの事業者は、廃食用油を燃料に変える精製設備とノウハウがなく、さらに「大手物流や廃食用油業者も競合ではなく、協業のパートナーになり得ます」(同社)。

(出典:FUNDINNO)
今後の成長戦略としては、まず、東海で脱炭素型の農産物流通モデルが黒字化する道筋の実証に取り組みたい考えです。三重県北部に生産・流通拠点、名古屋近郊に営業拠点を整備し、東海地方での加盟店拡大を推進、「実証後は大手との協業も活用して他エリアへ広げます」(同社)。
次に九州では、福岡県うきは市などの脱炭素先行地域で、環境関連の補助事業を活用。関西(淡路島など)では、パソナグループ <2168> [東証P]との協業を前提に拠点整備を構想しています。
関東では、SAF活用やパートナー生産拠点の多地域展開を目指しています。

(出典:FUNDINNO)
東海モデルの確立後は、九州・関西・関東で店舗数と売上の拡大を計画。同時に「廃食用油バイオ燃料の循環が『選ばれる理由』となり、直販の競争力を底上げしたいと考えています」(同社)。
中長期的には、エネルギー側の収益化(回収した油の外部販売やSAF向け供給、Jクレジットによる価値化)を積み重ね、複数の収益源の確保を目指しています。
EXITとしてはIPO(新規株式公開)を視野に入れています。
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・オイシックス <3182> [東証P]
・ユーグレナ <2931> [東証P]
・TREホールディングス <9247> [東証P]
・カゴメ <2811> [東証P]
・AZ-COM丸和ホールディングス <9090> [東証P]
株主優待
【基準日】
毎年10月末日
【優待内容】
・1~7,142株:神恩感謝の酵素ジュース×1+イセヒカリ1kg
・7,143~14,284株:神恩感謝の酵素ジュース×2+イセヒカリ2kg
・14,285~21,426株:神恩感謝の酵素ジュース×3+イセヒカリ1kg+2kg
・21,427~28,568株:神恩感謝の酵素ジュース×4+イセヒカリ2kg×2
・28,569~35,710株:神恩感謝の酵素ジュース×5+イセヒカリ5kg
・35,711株以上:神恩感謝の酵素ジュース×5+イセヒカリ5kg×2
【申し込み方法】
・基準日経過後に送付する「株主優待お申込み」の案内に沿って申し込む。
・申し込み時の氏名・住所と株主名簿の氏名・住所を照合して利用の確認を行う。
【注意事項】
・1人、1年に1回限りの優待。
・優待内容は変更や廃止になる場合がある。
発行者・募集情報
■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
八百富株式会社
三重県伊勢市本町18番22号
資本金:70,675,103円(2026年6月22日現在)
発行済株式総数:28,472,603株(同)
発行可能株式総数:300,080,103株
設立日:2010年8月11日
決算日:7月31日
■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 犬飼亮
■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 5,006,542株
■募集株式の払込金額
1株当たり 14円
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額1,199万円を以下の目的に充てる予定。
設備投資費用 935万円
手数料 263万円
・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額5,809万円(目標募集額1,199万円と上限募集額7,009万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
設備投資費用 4,531万円
手数料 1,278万円
■投資金額のコース及び株数
99,988円コース(7,142株)
199,976円コース(14,284株)
299,964円コース(21,426株)
399,952円コース(28,568株)
499,940円コース(35,710株)
999,880円コース(71,420株)
1,999,760円コース(142,840株)
2,999,640円コース(214,260株)
3,999,520円コース(285,680株)
4,999,400円コース(357,100株)
9,998,800円コース(714,200株)
14,998,200円コース(1,071,300株)
19,997,600円コース(1,428,400株)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、499,940円コース(35,710株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、19,997,600円コース(1,428,400株)を上限とする。
■申込期間
2026年9月4日~9月17日
■目標募集額
11,998,560円(上限募集額 70,091,588円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は55,993,280円とする。
■払込期日
2026年10月13日
■連絡先
八百富株式会社
電話番号:0596-65-5370
メールアドレス:finance@yaotomi831.jp
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。
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