話題株ピックアップ【夕刊】(3):ミタチ産業、石川製、富士ソSB

注目
2017年12月28日 15時22分

■ベルグアース <1383>  2,042円  +400 円 (+24.4%) ストップ高   本日終値

ベルグアース<1383>がストップ高。27日の取引終了後、中国の河北銘福隆農業開発と合弁で新会社を設立し、中国で本格的な苗事業を開始すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。新会社は、河北銘福隆農業開発60%、ベルグアース40%の出資で設立し、中国での苗事業開始を目的とした企画・運営準備を行うという。なお、18年10月期業績への影響は軽微としている。

■富士ソSB <6188>  1,754円  +300 円 (+20.6%) ストップ高   本日終値

27日、富士ソフトサービスビューロ <6188> [JQ]が18年1月31日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の3分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。併せて、18年3月期の期末一括配当を従来計画の20円→7円に修正した。年間配当は実質5.0%の増額となる。

■ミタチ産業 <3321>  2,074円  +319 円 (+18.2%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ

27日、ミタチ産業 <3321> が決算を発表。18年5月期上期(6-11月)の連結経常利益が前年同期比3.3倍の9.5億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。国内事業で車載機器関連の半導体販売や受託生産が伸びたほか、工作機械向けの受注も好調だったことが寄与。アミューズメント分野の需要が回復した海外事業の収益拡大も大幅増益に貢献した。通期計画の13.1億円に対する進捗率は72.9%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■サイボウズ <4776>  557円  +50 円 (+9.9%)  本日終値  東証1部 上昇率2位

27日、サイボウズ <4776> が17年12月期の連結経常利益を従来予想の4億9500万円(予想レンジ中値)→7億9000万円(同)に59.6%上方修正。従来の15.7%減益予想から一転して34.6%増益見通しとなったことが買い材料視された。主力のクラウドサービスの売上が増加することに加え、計画していた施策の実施時期変更で費用が想定を下回ることが上振れの背景。

■石川製作所 <6208>  3,700円  +305 円 (+9.0%)  本日終値  東証1部 上昇率3位

石川製作所<6208>、豊和工業<6203>など防衛関連の一角が動意づいた。27日に米CNNテレビが、北朝鮮が新たに弾道ミサイルもしくは人工衛星の発射準備の兆候があると、複数の米政府高官の話として報じたことが投機筋の食指を動かした。売買高も増勢で個人投資家を中心とした短期回転売買狙いの資金が流入した。

■ヒマラヤ <7514>  1,346円  +105 円 (+8.5%)  本日終値  東証1部 上昇率4位

ヒマラヤ<7514>が急伸。同社は中部を地盤とするスポーツ用品の大手。27日取引終了後に発表した18年8月期の第1四半期(9~11月)連結決算は、売上高が153億8400万円(前年同期比3.5%減)、営業損益は800万円の黒字(前年同期5億400万円の赤字)、最終損益は6200万円の赤字(同3億6800万円の赤字)だった。営業損益の黒字化を手掛かりに短期資金が流入した。なお、気温の急低下を背景に厳冬関連としてもテーマ性を持っている。

■ファンクリG <3266>  113円  +3 円 (+2.7%)  本日終値

ファンドクリエーショングループ<3266>が続伸。27日の取引終了後、従来未定としていた17年11月期の期末一括配当を前の期同様1円にすると発表しており、配当を継続したことが好感されたようだ。

■原田工業 <6904>  809円  +21 円 (+2.7%)  本日終値

原田工業<6904>は前日の大幅高の勢いを維持しながら続伸した。同社は11月6日にジャスダック市場から東証2部指定となって間もない自動車用アンテナの国内トップメーカー。いよいよ一般公道での遠隔型自動運転システムの実証試験がスタートするなど、“自動運転車社会”の到来が間近に迫っている。これを実現するためのキーワードが、V2X(Vehicle to Everything)と呼ばれるもので、車と車、車と道路、あるいは家庭も含めたありとあらゆるモノと車をつなぐ無線通信システムだ。このシステムこそが自動運転の実用化をもたらすもので、必要不可欠なのが、高性能な自動車アンテナの普及で同社のビジネスチャンス拡大が見込まれる。

■インソース <6200>  3,620円  +80 円 (+2.3%)  本日終値

インソース<6200>が5日続伸し新値追い。同社はきょう、防衛省の「標的型メール教育訓練支援役務」を落札したと発表。同社は8月に、標的型攻撃メール対策を目的とした「セキュリティアセスメントサービス標的診断」をリリース済み。このサービスは、研修受講確認メールや動画、確認テストなどの「配布」と「回収」が効率よくできる自社開発システム「Leaf」を基盤としており、高品質で廉価なサービスを提供できる仕組みとなっている。

■スクロール <8005>  538円  +10 円 (+1.9%)  本日終値

カタログ通販を手掛けるスクロール<8005>が続伸。同社は27日取引終了後に、旅行の企画販売を手掛けるトラベックスツアーズ(東京都新宿区)の株式を来年1月31日付で取得し、子会社化すると発表。また、同日には、通信販売やeコマースのための各種ソリューションサービスの提供などを行っているミネルヴァ・ホールディングス(大阪市)の株式を来年1月31日付で取得し、子会社化することも明らかにしており、業容拡大による収益増などが期待されているようだ。

●ストップ高銘柄

アークン <3927>  918円  +150 円 (+19.5%) ストップ高   本日終値

など、3銘柄

●ストップ安銘柄

ヴィスコ <6698>  32,750円  -7,000 円 (-17.6%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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