RS Technologies---ラジオNIKKEIマーケットプレス12月28日放送

材料
2018年1月5日 14時09分

ラジオNIKKEIマーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業調査レポート』12月28日放送において、RS Technologies <3445>を取り上げている。主な内容は以下の通り。

次に紹介するのは、証券コード<3445>東証1部上場のRS Technologiesです。

RS Technologiesは半導体チップの主要部材であるシリコンウェーハの再生加工を手掛けています。国内と台湾に工場を持ち、両工場がフル稼働時の世界シェアは約30%を超え、世界トップの地位にあります。

2017年12月期第3四半期は、売上高が78億7400万円、営業利益が20億6900万円と大幅増収増益で着地しました。半導体生産が高水準で推移するなか、再生ウェーハの需給もタイトな状況が続きました。RS Technologiesは三本木・台南両工場で生産能力を上回る生産を続け、増収増益につなげました。2017年12月期通期予想については、中間期時点で上方修正されましたが、足元の生産状況から判断して、これを上回って着地する可能性が高いでしょう。

中長期の成長に向けた経営方針としてRS Technologiesは5つのポイントを掲げていますが、生産能力の拡大やシェア拡大という目標は既に達成されており、生産能力増強を真剣に検討する段階に到達したというのがフィスコの考えです。これに関し、能力増強投資に向けた大きな後押しとなる進捗がありました。RS Technologies特有の技術とも言える金属除去技術について有力顧客の認定を取得したことです。これはRS Technologiesにとって新市場の開拓を意味する重要なステップと言えます。

2018年12月期は、生産能力の制約から、収益の成長率が鈍化することも想定されます。しかし、2018年12月期は次の成長加速に向けたターニングポイントになる可能性があるとフィスコでは考えており、業績よりもそこに注目すべきだと考えています。注目点は、生産能力増強の意思決定、金属除去技術の商業化、適切なスペックでの加工による収益性の改善、M&A戦略などです。これらに関し2018年12月期に明確な進捗があれば、中長期的なRS Technologiesの成長性について確信度が一段と高まってくるとフィスコでは考えています。

ラジオNIKKEI マーケットプレス

「フィスコ presents注目企業調査レポート」毎週月・木曜14:30~14:45放送

《TN》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.