【↑】日経平均 大引け｜ 連騰、世界株高や円安で26年ぶり高値を連日更新 (1月5日)
日経平均株価
始値 23643.00
高値 23730.47(14:15)
安値 23520.52(11:03)
大引け 23714.53(前日比 +208.20 、 +0.89％ )
売買高 16億8144万株 (東証1部概算)
売買代金 3兆0140億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
１．日経平均は連騰、200円超の上昇で26年ぶり高値を連日更新
２．前日の世界株高に加え、取引時間中の円安・アジア株高を好感
３．3連休前で米雇用統計発表を控え伸び悩むも、後場に買い直される
４．海外投資家の買いが観測されるなか、売買代金は連日で3兆円超え
５．トヨタ、ソニーなど主力輸出株が買いを集め、メガバンクも上値追い続く
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは152ドル高と史上初めて2万5000ドル台乗せ、2日連続で最高値を更新した。世界的な景気拡大や企業業績の伸長期待から幅広い銘柄が買われた。
東京市場では前日の欧米市場をはじめとする世界株高を受け朝方から買い優勢の展開で始まり、日経平均株価は200円を超える上昇で約26年ぶりの高値を連日更新した。
5日の東京市場は世界株高の流れに乗り、リスクを取る動きが継続した。前日に日経平均は741円高と大発会としては記録的な上昇をみせたこともあって、目先利益確定の動きも出たが、それをこなし主力株をはじめ広範囲に買い優勢の流れが続いている。欧米株上昇に伴いリスク許容度の高まった海外投資家が、年明けから日本株に大口の買いを入れている。明日から3連休に入ることや現地5日に発表される米雇用統計発表を控え、これを見極めたいとの思惑もあり、買い一巡後は前引けにかけていったん伸び悩んだものの、後場に買い直された。韓国や中国・上海市場などアジア株市場が堅調な動きをみせたことも、地政学リスクに対する思惑を後退させ為替の円安と合わせて買い意欲を後押しした。東証1部の売買代金も連日3兆円台に乗せるなど高水準をキープしている。
個別では、ソニー<6758>が商いを伴い高く、トヨタ自動車<7203>も買いを集めた。三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも堅調。アサヒグループホールディングス<2502>が上昇したほか、三井不動産<8801>も堅調。スターティア<3393>、レオン自動機<6272>が値を飛ばし、日本冶金工業<5480>、レーザーテック<6920>なども物色人気に。新日本電工<5563>、島津製作所<7701>なども水準を切り上げた。
半面、ソフトバンクグループ<9984>が冴えず、花王<4452>、ニトリホールディングス<9843>も軟調。豊和工業<6203>、石川製作所<6208>など防衛関連の一角が売られたほか、インベスターズクラウド<1435>、Ｊ．フロント リテイリング<3086>も値を下げた。愛眼<9854>、アウトソーシング<2427>なども下落した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファナック <6954> 、ファストリ <9983> 、アサヒ <2502> 、ＴＤＫ <6762> 、東エレク <8035> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約75円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はソフトバンク <9984> 、高島屋 <8233> 、Ｊフロント <3086> 、アドテスト <6857> 、ＪＴ <2914> 。押し下げ効果は約12円。うち7円はソフトバンク1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は27業種。上昇率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)非鉄金属、(3)証券商品先物、(4)海運業、(5)電気・ガス業。一方、下落率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)鉱業、(3)その他製品、(4)小売業、(5)空運業。
■個別材料株
△カルラ <2789> [ＪＱ]
12月の全社売上高が5ヵ月ぶりに前年上回る。
△菱ガス化 <4182>
｢全固体電池用の電解質を開発｣との報道。
△住友ベ <4203>
21日出荷分から医療用・一般用塩化ビニル樹脂シートなど値上げ。
△ラクオリア <4579> [ＪＱＧ]
導出先企業がCFDAからCOX-2阻害薬の治験承認。
△アサヒ陶 <5341> [東証２]
「観光地トイレの洋式への改修に補助」との報道。
△東邦鉛 <5707>
亜鉛価格が10年超ぶり高値。
△日立造 <7004>
「工場排水を脱水し圧縮するろ過装置開発」との報道。
△ワークマン <7564> [ＪＱ]
12月既存店売上高が12.6％増。
△マーベラス <7844>
Fate／EXTRAシリーズ最新作を6月に発売へ。
△Ｇダイニング <7625> [東証２]
12月度既存店売上高2.5％増で2ヵ月連続プラス。
▼高島屋 <8233>
12月度店頭売上高が5ヵ月連続で前年上回るも利益確定売り。
▼Ｈ２Ｏリテイ <8242>
12月度売上高が13ヵ月連続で前年上回るも利益確定売り。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)スターティア <3393> 、(2)レオン <6272> 、(3)トーカロ <3433> 、(4)ゴルドウイン <8111> 、(5)ＤＤＨＤ <3073> 、(6)ノジマ <7419> 、(7)インソース <6200> 、(8)レーザーテク <6920> 、(9)冶金工 <5480> 、(10)広済堂 <7868> 。
値下がり率上位10傑は(1)豊和工 <6203> 、(2)石川製 <6208> 、(3)松屋 <8237> 、(4)インベスＣ <1435> 、(5)ヨシムラＨＤ <2884> 、(6)ベルク <9974> 、(7)ＳＢＩ <8473> 、(8)ＳＭＫ <6798> 、(9)ミタチ産業 <3321> 、(10)愛眼 <9854> 。
【大引け】
日経平均は前日比208.20円(0.89％)高の2万3714.53円。ＴＯＰＩＸは前日比16.52(0.89％)高の1880.34。出来高は概算で16億8144万株。値上がり銘柄数は1302、値下がり銘柄数は655となった。日経ジャスダック平均は4027.58円(26.95円高)。
［2018年1月5日］
株探ニュース
