ヤマシナ続急伸、売買高急増で個人投資家資金が集結
ヤマシナ<5955>が続急伸、連日の大商いで急激に株価の居どころを変えている。昨年12月に80円台でもみ合いを続けてきたが、ここにきて仕掛け的な買いが入り一気に物色人気が高まった。自動車向けを中心にネジを生産、好調な需要を捉えている。また、工場のIoT化を検討するなど時流に合わせた設備投資にも前向きな姿勢をみせている。昨年12月下旬には官公庁や医療機関向けシステム開発を手掛ける日本ラッド<4736>の製造業密着型IoTパッケージシステムについて同社が代理店として販売を請け負う契約を締結、自社工場にも同システムを採用することを決めている。
株式市場では年明けからMRF残高にして13兆円弱と言われる個人の待機資金が動き出しており、新興市場のテーマ株や一部の低位材料株に物色の矛先が向いている。そうしたなかIoTなど新鮮な切り口のテーマを背景に、市場では「出来高流動性の高い同社株は格好の投資対象として浮上しており、まだ全体売買の2割程度ながら1日信用取引などの活用もみられる」(国内大手ネット証券)と指摘している。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
最終更新日:2018年01月10日 13時47分