10日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で9日続伸、石油関連に買い

市況
2018年1月10日 16時52分

10日の中国本土市場は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比7.93ポイント(0.23%)高の3421.83ポイントと9日続伸した。約1カ月半ぶりの高値を連日で切り上げている。上海A株指数も上昇し、8.38ポイント(0.23%)高の3583.80ポイントで取引を終えた。

原油高が追い風。昨夜のWTI原油先物は2.0%高と続伸し、一時は約3年1カ月ぶりの高値を付けている。関連銘柄に買いが広がった。企業業績の改善期待も強まる状況。17年通期の業績見通しでは、多くの企業が増益や黒字転換などを予告した。

朝方公表された中国の物価指標はまちまちの内容。2017年12月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で1.8%上昇した。市場予想(1.9%)を下回っている。一方、同月の生産者物価指数(PPI)は4.9%上昇し、予想(4.8%)を上回った。

石油関連株が相場をけん引する。中国石油天然気(601857/SH)が2.9%高、中国石油化工(600028/SH)が2.4%高、海洋石油工程(600583/SH)が4.2%高で引けた。銀行株も上げが目立つ。中国農業銀行(601288/SH)が2.1%、興業銀行(601166/SH)が5.8%ずつ上昇した。自動車株もしっかり。食品・飲料株の一角も物色された。

半面、非鉄や鉄鋼、セメントの素材株はさえない。インフラ関連株、空運株、保険株、証券株、不動産株なども売られた。

一方、外貨建てB株の相場はまちまち。上海B株指数が1.60ポイント(0.46%)安の345.59ポイント、深センB株指数が2.98ポイント(0.25%)高の1205.18ポイントで終了した。

【亜州IR】

《CS》

提供:フィスコ

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