明日の株式相場見通し=円高進行を警戒し売り先行、中期的な先高期待は持続

市況
2018年1月10日 17時32分

あす(11日)の東京株式市場は、外国為替市場で円高・ドル安が進行していることなどから、輸出関連企業の業績懸念が広がり、売り先行の展開となりそうだ。きょう、現物株市場の取引が終了した午後3時過ぎから、外国為替市場で円高・ドル安が急速に進行し、午後4時半現在では、1ドル=111円70銭台と約1カ月ぶりの円高水準となっていた。もし、あす朝まで、こうした円高・ドル安傾向が続いていた場合、日経平均株価は安くスタートする可能性が高い。

市場関係者からは「年初からきのうまでの3日続伸で1000円を超える急騰を演じた直後にも関わらず、きょうの日経平均の下落幅が61円79銭と小幅にとどまったのは、全般地合いの頑強さと先高期待感の表れといえそうだ。日経平均が反落となったなかでも、自動車、銀行、不動産とった業種の主力銘柄には高いものが目立ち、堅調さを維持しているイメージが強い」との見方が出ていた。

10日の東京株式市場は、利食い優勢の展開となり日経平均株価は反落し、今年初の下げとなった。もっとも押し目買いが入り下落幅は小さく、東証株価指数(TOPIX)は前日比で高く引け4日続伸となった。日経平均株価終値は、前日比61円79銭安の2万3788円20銭と4日ぶり反落した。

日程面では、11月の景気動向指数、「生活意識に関するアンケート調査」(日銀)、昨年12月末の外貨準備高、9日時点の給油所の石油製品価格、12月の車名別新車販売台数に注目。海外では、米12月の財政収支が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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