新興市場銘柄ダイジェスト:ナノキャリアがストップ高、ルーデンは昨年来高値更新

材料
2018年1月18日 15時21分

<4583> カイオム 413 +21

急反発。同社で開発を進めているDLK-1抗体に関する特許について、日本における特許付与の決定通知を受領したと発表している。この特許はヒトDLK-1を標的としたヒト化モノクローナル抗体LIV-1205に関連するものであり、これまでに米国、中国、欧州で特許が成立している。DLK-1は幹細胞や前駆細胞といった未熟な細胞の増殖、分化を制御すると考えられており、新しいがん治療の標的になりうる可能性があるという。

<4571> ナノキャリア 954 +150

ストップ高。セオリアファーマとの間で業務提携に向けた検討を開始すると発表している。セオリアは耳鼻咽喉科領域に特化し、抗菌剤、抗アレルギー剤、めまい治療剤などの基礎的医薬品を製造販売するほか、アンメットメディカルニーズを満たす新薬の開発を行う。みずほ証券では本提携について、昨年導入を決めた遺伝子治療薬「VB-111」の販路が具体化する可能性があることからプラスの第一印象としている。

<2122> Iスペース 2238 +75

続伸。エニグモ<3665>からロケットベンチャーの全株式を取得し、連結子会社化すると発表している。ロケットベンチャーは「4MEEE(フォーミー)」や「4yuuu!(フォーユー)」といった女性向けメディアサービスを運営する。一方、同社はママ向けコミュニティサイト「ママスタジアム」を運営しており、ロケットベンチャーの子会社化で女性向けメディアジャンルの更なる拡大を推進するという。

<3923> ラクス 3195 +85

3日ぶり反発。一時3270円まで上昇し上場来高値を更新した。12月度の月次売上高を発表している。全社売上高(単体)は前年同月比33.1%増の5.55億円(11月は同29.2%増の5.45億円)となった。イベント開催や昨年8月に実施したテレビCMの効果などで、成長のけん引役に位置付けるクラウド経費精算システム「楽楽精算」は同63.9%増と高い伸びが続いた。

<1400> ルーデン 740 +100

ストップ高で昨年来高値更新。今月19日より仮想通貨「ビットコイン」による不動産決済サービスを開始すると発表している。不動産の仲介手数料だけでなく、物件代金もビットコインで決済できる。国内外の不動産業者や投資家から仮想通貨で不動産の決済を行いたいという要望が多数寄せられているという。ビットコインは格安な送金手数料で早期決済が可能であり、顧客の利便性向上を図る。

<3917> アイリッジ 1934 +59

朝方に一時2140円まで上昇。前日に一部メディアで岐阜県高山市の電子地域通貨「さるぼぼコイン」が取り上げられ、同社に対する関心が高まったようだ。「さるぼぼコイン」は昨年12月、飛彈信用組合が日本初の金融機関が発行する電子地域通貨として商用化を開始。同社はプラットフォームシステム「MoneyEasy」を提供している。今回の報道によれば、同社には便利で簡単な決済手段を求める地方からの問い合わせが増えているという。

《DM》

提供:フィスコ

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