津田駒が買い気配、今期経常は2.8倍増益へ

材料
2018年1月19日 9時08分

18日、津田駒工業 <6217> が決算を発表。17年11月期の連結経常利益は前の期比39.0%減の3.5億円に落ち込んだものの、続く18年11月期は前期比2.8倍の10億円に急拡大する見通しとなったことが買い材料視された。

前期はインドの高額紙幣廃止に伴う銀行業務混乱の影響や持分法投資損失の増加などが響き、大幅減益に沈んだ。今期は主力の繊維機械事業で中国向けジェットルームの受注が増加するほか、自動車関連などの設備投資需要の拡大を背景に工作機械も伸び、5.8%の増収を見込む。生産性の効率化を進め、採算改善も目指す。

併せて、ロボットを利用した生産自動化システムの設計をワンストップで総合的に提供する、ロボットシステムインテグレーション事業を開始したと発表。人手不足が深刻化する中、ロボットを活用した自動化生産設備による生産効率向上の需要を取り込む。

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