明日注目すべき【好決算】銘柄 ミライアル、NISSHA、日鋳造 (19日大引け後 発表分)
19日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
ミライアル <4238> ★今期経常を33%上方修正、配当も10円増額
◆18年1月期の連結経常利益を従来予想の11.3億円→15億円に32.7%上方修正。増益率が59.6%増→2.1倍に拡大する見通しとなった。半導体需要の拡大を追い風に、主力のシリコンウエハー出荷容器の販売が想定以上に伸びることが寄与。稼働率向上で採算が改善することも上振れに貢献する。
併せて、創立50周年記念配当10円を上積みする形で、今期の年間配当を従来計画の20円→30円(前期は10円)に大幅増額修正した。
RSテクノ <3445> ★前期最高益予想を17%上乗せ
◆17年12月期の連結経常利益を従来予想の26.5億円→31億円に17.0%上方修正。増益率が82.8%増→2.1倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。前期業績の上方修正は昨年8月に続き、2回目。再生処理した半導体シリコンウエハーや半導体生産設備の販売が想定より伸びたことが寄与。
日本鋳造 <5609> [東証2] ★今期経常を60%上方修正
◆18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は6億8200万円の黒字(前年同期は1億7200万円の赤字)に浮上して着地。橋梁部品や柱脚、半導体製造装置・大型鉱山機械向けの鋳鋼品などの出荷が増加し、45.1%の大幅増収を達成。橋梁部品の品種構成良化や大型物件を中心とする利益率向上も黒字転換に貢献した。
業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の5億円→8億円に60.0%上方修正した。
NISSHA <7915> ★前期経常を51%上方修正
◆17年12月期(9ヵ月の変則決算)の連結経常利益を従来予想の51億円→77億円に51.0%上方修正。スマートフォンやゲーム向けフィルムタッチセンサーの販売が想定より伸びたことが寄与。円安による為替差益の発生なども利益を大きく押し上げた。
株探ニュース