NY株式:NYダウは142ドル高、暫定予算合意を好感
22日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は142.88ドル高の26214.60、ナスダックは71.65ポイント高の7408.03で取引を終了した。連邦政府機関の閉鎖が3日目に入ったことを嫌気して小幅に下落して寄り付いたものの、株式相場への影響は限定的との見方から緩やかに上昇する展開となった。上院で移民政策を一時棚上げすることを条件に民主党が2月8日までの暫定予算に合意したことが報じられると上げ幅を拡大する展開となった。主要株式指数は最高値を更新。セクター別では、電気通信サービスやエネルギーが上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器や素材が下落した。
遺伝子療法など医薬品のジュノ・セラピューティクス(JUNO)は、同業のセルジーン(CELG)と90億ドルの買収で合意し急騰。ネット小売のアマゾン(AMZN)はプライム会員の月額払い利用料引き上げにより年間約3億ドルの増収が見込まれるとの見方から上昇。一方で短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は最高執行責任者(COO)が離職するとの報道を受け下落。複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)はバンク・オブ・アメリカの投資判断引き下げを受け続落となり6年ぶりの安値を付けた。
マーケット終了後に動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)が発表した決算では、契約者数が予想を大幅に上振れる833万人増となった。時間外取引で株価は大きく上昇し、同社の時価総額は1000億ドルを突破した。
Horiko Capital Management LLC
《TM》
提供:フィスコ