本日の注目個別銘柄:ソニー、ファナック、住友不など

材料
2018年1月23日 16時24分

<3659> ネクソン 3685 +240

大幅に5日続伸し上場来高値更新。クレディ・スイス証券が投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」、目標株価も2800円から4000円に引き上げていることが買い材料視された。「アラド戦記」や「メイプルストーリー2」など中国PCオンラインゲームの上方修正を反映したほか、韓国においてもモバイルゲームのヒット率が高まったことを踏まえ、中期の業績予想を上方修正しているもよう。

<3741> セック 2923 +313

昨年来高値更新。18年3月期業績予想の上方修正を発表。営業利益は従来予想の5.0億円から5.5億円に増額。移動体通信事業者向けのサービス系の開発好調に加え、官公庁案件を中心とした社会基盤システム分野、車両自動走行などロボットの研究開発案件が堅調な宇宙先端システム分野の売上が増加した。上方修正は想定どおりながら、期末配当予想も28円から記念配当を含めた42円に大幅に引き上げ。

<6954> ファナック 31900 -90

反落。ジェフリーズ証券では投資判断を「バイ」から「ホールド」に格下げ。株価は既に20年3月期の利益水準まで織り込んでおり、かつ20年3月期には利益のピークアウトを迎える公算が大きいと指摘。株価の更なる上振れ余地は限定的と判断したようだ。先にはCLSA証券でも投資判断格下げの動きがあり、今週の決算発表を受けて出尽くし感が高まることへの警戒も先行しているもよう。

<8358> スルガ銀 2291 -733

日続落。シェアハウス向けローンの焦げ付き可能性などが警戒されているもよう。女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営するスマートデイズの経営不安が背景となっている。UBS証券では、過去にスマートデイズの不動産投資家向け説明会を同行の支店などで開催していたことを踏まえると、本件のシェアハウスオーナー向けのローンの多くは同行が担っていた蓋然性が高いと指摘。

<7718> スター精密 2295 -132

大幅続落。みずほ証券が投資判断を「買い」から「中立」に格下げしていることが弱材料視された(目標株価は2350円)。前年同月のハードル上昇や生産能力の制約などから、今後は工作機械受注モメンタムが鈍化する可能性があるほか、mPOS関連プリンタの成長テンポも緩やかにとどまると予想している。また、16年9月以降、株価は約2倍に上昇しており、割安感も薄れたと捉えている。

<8830> 住友不 4288 +933

日続伸。2017年の首都圏新築マンションの平均価格が前年比7.6%高い5908万円と、バブル最盛期以来27年ぶりの高水準になったと伝わっている。需要の大きさが裏付けられるものとして、マンション発売戸数で前年トップの同社などでは収益の拡大期待が高まる状況となっているもよう。なお、本日は不動産セクターが業種別上昇率のトップになっている。

<7575> 日本ライフL 2682 +823

日続伸。同社が独占販売契約を締結している独バイオトロニック社の薬剤溶出型冠動脈ステント「オシロ」について、バイオトロニックジャパンが薬事承認を取得したと発表しており、期待感が高まっているようだ。同社では19年3月期のマーケットシェア15%以上を目指すもよう。商品ラインアップ拡大による提供体制の強化で、好影響が期待できるといった見方になっている。

<9831> ヤマダ電機 634 -4

小安い。17年4-12月期経常利益は前年同期比11%減の480億円程度になったもようとの観測報道が伝わっている。4-12月期での経常減益は4年ぶりとなるようだ。為替差益の一巡に加え、改装費用などの増加、在庫処分による採算悪化などが背景に。ただ、下振れ推移は想定線であり、在庫処分は12月までにほぼ完了、改装効果も見込めることで通期予想は据え置く公算とされ、売り一巡後は下げ渋った。

<6758> ソニー 5732 +160

昨年来高値更新。アクション映画「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」が1月19-21日の週末興行収入で北米首位となり、21日時点での累計興行収入は計768百万ドルとなっているもよう。会社側でも予想をはるかに超える大ヒットと捉えている。野村證券は、短期業績の押し上げに加え、「過去作品の再活用」戦略の有効性を確認できたとして、中期的な映画分野の成長戦略の加速にも期待が持てると評価。

<8201> さが美GHD 157 +30

急伸。19年2月期営業利益が今期予想比27%増の4億円程度になりそうだとの観測報道が伝わっている。持ち株会社移行による業務の効率化、ビルの賃料収入の増加などが寄与する見通し。一部季刊誌予想などを上回る水準となっている。18年2月期については第3四半期までの状況から下振れも意識されていただけに、来期の大幅増益見通しが安心感へとつながっているようだ。

《DM》

提供:フィスコ

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