EG Research Memo(4):アイティエスの連結子会社化もあり、大幅な増収増益

特集
2018年1月24日 15時14分

■業績動向

1. 2017年9月期通期の業績

イー・ガーディアン<6050>の2017年9月期通期の連結業績は、売上高が前期比32.9%増の5,067百万円、営業利益が同44.3%増の811百万円、経常利益が同51.5%増の840百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同63.4%増の572百万円と大幅な増収増益となった。

増収となったのは、全事業が前期比で大幅伸長した結果である。ソーシャルサポートでは商標権の不正使用監視プロジェクトなどの特需もあり前期比18.5%の増収、ゲームサポートではゲームアプリのデバッグ業務、運用サポートともに伸長し同23.3%の増収、アド・プロセスは運用型広告の運用業務のBPOサービスが時流にマッチし同33.2%の増収、その他では2017年1月に連結子会社化したアイティエスの売上が加算されたことで同210.0%の増収となった。

利益面では、人件費やオフィス費用などが増加したが、増収効果が上回り、大幅増益となった。従業員数は2016年9月末の820名から2017年9月末に1,075名(31.1%増)となり人件費が増加した。また、東京センターを麻布から新宿に増床・移転、立川センターや子会社トラネルの池袋センターを増床、フィリピンでの子会社設立(約70席)も販管費の増加要因だった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《HN》

提供:フィスコ

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