東京株式(大引け)=271円安、円高嫌気されECB理事会前で見送り

市況
2018年1月25日 15時45分

25日の東京株式市場はドル安・円高を背景に終始売り優勢の展開を強いられ、日経平均株価は一時300円近く下げる場面もあった。

大引けの日経平均株価は前日比271円29銭安の2万3669円49銭と大幅続落。東証1部の売買高概算は15億6333万株、売買代金概算は2兆9626億円。値上がり銘柄数は462、対して値下がり銘柄数は1519、変わらずは82銘柄だった。

きょうの東京市場は、外国為替市場でドルが急速に売られ一時1ドル=108円台に入るドル安・円高に振れたことで、主力株中心に売り圧力が強まった。輸出企業の想定為替レートをおおむね下回ってきたことから、過度な好業績期待が剥落している。もっとも3月決算企業も第4四半期に入っており今期業績に与える影響は実際には軽微との見方もあり、一部の主力株には押し目を拾う動きもみられた。また、原油市況の上昇を受け石油セクターや非鉄関連株が買われた。途中、日経平均は下げ渋ったものの、日本時間今晩に予定されるECB理事会およびドラギ総裁の記者会見を見極めたいとの思惑もあり、後場は再び下げ幅を広げ、日経平均は一時290円強の下げをみせる局面もあった。値下がり銘柄数は1500を超え、全体の7割以上を占めている。

個別では、任天堂<7974>が売られ、ソニー<6758>は大幅安。トヨタ自動車<7203>など自動車株や三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも値を下げた。北の達人コーポレーション<2930>が値下がり率トップに売られ、インプレスホールディングス<9479>、プリマハム<2281>も大幅安。日本航空電子工業<6807>、タダノ<6395>の下げも目立つ。DMG森精機<6141>も安い。

半面、日本電産<6594>が上昇、NTT<9432>も堅調。ブレインパッド<3655>が大幅高、岡谷電機産業<6926>、東京個別指導学院<4745>も値を飛ばした。チタン工業<4098>が物色人気となり、日本通信<9424>も活況高。スター・マイカ<3230>、インテリックス<8940>なども高い。ハーツユナイテッドグループ<3676>、インターネットイニシアティブ<3774>が上昇、日本海洋掘削<1606>も買われた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.