東京株式(大引け)=337円安、米株安や円高などを背景に下落歩調続く

市況
2018年1月30日 15時44分

30日の東京株式市場は、リスクオフの流れが強まり日経平均株価は大幅安。為替の円高と連動する形で輸出ハイテク株中心に売りがかさんだ。

大引けの日経平均株価は前日比337円37銭安の2万3291円97銭と5日続落。東証1部の売買高概算は17億272万株、売買代金概算は3兆3216億6000万円。値上がり銘柄数は255、対して値下がり銘柄数は1760、変わらずは48銘柄だった。

きょうの東京市場は売り先行で始まった後、日経平均が下げ幅を次第に広げ、後場一段安となるリスク回避ムードの強い展開となった。前日の米国株市場でNYダウが大幅安となり、海外投資家のリスク許容度が低下したことに加え、為替の円高に対する警戒感などが売りを助長した。後場は米国株先物の下げと絡めた日経平均先物主導の仕掛け的な売りが利いて全体相場は波乱含みの下げに。値がさのハイテク株が売り込まれ地合い悪を増幅させたほか、オプション取引に絡む損失回避の売りも加わり、日経平均は一時400円近い下げをみせる場面もあった。値下がり銘柄数は1700を超え全体の85%の銘柄が下げる展開となったが、下値では買い向かう動きも観測され、全体売買代金は3兆円を上回った。

個別では、任天堂<7974>、ファナック<6954>が売られ、信越化学工業<4063>、東京エレクトロン<8035>なども軟調。ファーストリテイリング<9983>も安い。ツクイ<2398>、ペッパーフードサービス<3053>が大幅安、セレス<3696>、タカラレーベン<8897>なども大きく下げた。住石ホールディングス<1514>、日立金属<5486>も下落した。ショーケース・ティービー<3909>も安い。

半面、SBIホールディングス<8473>、コマツ<6301>がしっかり、日立建機<6305>の上げも目立った。花王<4452>も堅調。KIMOTO<7908>がストップ高で値上がり率トップ、東洋機械金属<6210>も値幅制限いっぱいに買われた。小野測器<6858>、新家工業<7305>、井村屋グループ<2209>、JSR<4185>なども値を飛ばした。横河ブリッジホールディングス<5911>も高い。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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