前場に注目すべき3つのポイント~利食い一巡後は決算を手掛かりとした個別対応に

市況
2018年2月2日 8時39分

2日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:利食い一巡後は決算を手掛かりとした個別対応に

■前場の注目材料:旭化成、欧で合成ゴム、低燃費タイヤ用、400億円、新工場検討

■利食い一巡後は決算を手掛かりとした個別対応に

2日の日本株市場は、前日の大幅反発の反動もあり、ややこう着感の強い相場展開になりそうだ。1日の米国市場では債券利回りの高止まりが警戒され、上値の重い展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比155円安の23285円となり、朝方は利益確定の流れが先行する格好になろう。

その後は週末要因のほか、米雇用統計を控えていること、本日は決算発表が180社程度控えていることなどから、模様眺めムードが強まりやすい。もっとも、日経平均は昨日の上昇で心理的な上値抵抗だった5日線を突破して25日線に接近しており、ここからは強弱感が対立しやすい水準ではある。そのためこう着といっても想定内の動きになりそうだ。

また、決算についても好決算を評価する流れがみられているが、一方で下方修正などへの反応も大きく、結果的には決算を見極めたいところである。米国ではフェイスブックの決算が評価されたほか、取引終了後に発表したアマゾンについても、予想を上回る決算内容となり、時間外で上昇している。利食い一巡後はハイテク株への押し目買いが意識されるほか、金利上昇を背景とした金融セクターの動向も注目されよう。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)

■前場の注目材料

・米アマゾン、決算評価で時間外上昇

・米インフラ投資に1.5兆ドル

・NYダウは上昇(26186.71、+37.32)

・NY原油は上昇、(65.80、+1.07)

・マザーズは上昇(1343.08、+29.70)

・日経平均は上昇(23486.11、+387.82)

・日銀、大規模な金融緩和を維持

・好業績銘柄への資金シフト

・米1月ISM製造業景況指数59.1(予想58.6)

・旭化成<3407>、欧で合成ゴム、低燃費タイヤ用、400億円、新工場検討

・明電舎<6508>、IoTで改善、国内8工場、人とモノ見える化

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

・特になし

<海外>

・特になし

《HT》

提供:フィスコ

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