話題株ピックアップ【夕刊】(3):第一生命HD、三菱商、パークシャ

注目
2018年2月2日 15時21分

■第一生命HD <8750>  2,350.5円  +28 円 (+1.2%)  本日終値

第一生命ホールディングス<8750>やT&Dホールディングス<8795>、かんぽ生命保険<7181>など生保株が高い。1日のニューヨーク債券市場で、米10年債利回りは2.79%と約3年10カ月ぶりの水準に上昇。長期金利の上昇は、生保各社にとって運用収益の改善要因になるとの見方から買いが流入。31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文が利上げに前向きな「タカ派」寄りだったほか、足もとの米経済指標が堅調なことも金利上昇要因となっている。

■三菱商事 <8058>  3,152円  +33 円 (+1.1%)  本日終値

三菱商事<8058>、三井物産<8031>がいずれも続伸。三井物産は1月15日の高値1979.5円を上回り2000円大台乗せ、2008年以来約10年ぶりの高値圏に浮上した。ここ原油市況の上昇が顕著で、前日にWTI原油先物価格は1ドル7セント高の1バレル=65ドル80セントと大幅続伸、2014年11月以来の水準に達した。これを背景に資源価格の上昇が収益メリットとなる総合商社株に物色資金が誘導されている。

■パークシャ <3993>  16,140円  +90 円 (+0.6%)  本日終値

PKSHA Technology<3993>が続伸、前日に750円高と大きく水準を切り上げていたが、その余勢を駆って全般地合い悪に逆行。昨年9月に上場した直近IPO銘柄の一角で、人工知能(AI)関連の最右翼。ディープラーニングを活用して業務効率化を実現するアルゴリズムモジュールとアルゴリズムソフトウエアの開発を手掛けており、金融や医療分野、外食や小売業界向けに引き合い旺盛で業績成長期待が強い。18年9月期は経常利益段階で前期比43%増を見込んでいる。

■EPSホールディングス <4282>  2,447円  -276 円 (-10.1%)  本日終値  東証1部 下落率6位

EPSホールディングス <4282> が2月1日大引け後(16:00)に決算を発表。18年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比8.1%減の18.9億円に減ったが、通期計画の70億円に対する進捗率は27.0%に達し、5年平均の21.4%も上回った。

⇒⇒EPSホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■カシオ計算機 <6952>  1,572円  -134 円 (-7.9%)  本日終値

カシオ計算機<6952>は急反落、同社は1日取引終了後、18年3月期第3四半期累計(2017年4月~12月)の連結決算を発表。売上高は2314億5300万円(前年同期比0.5%減)と小幅ながら前年同期を下回り、営業利益は217億1800万円(同6.6%増)と増益を確保したが、市場期待には届かず失望売りに値を下げる形となった。同社のドル箱商品である「Gショック」の販売好調で利益に貢献している。ただ、市場では足もとの好業績を織り込んでおり、通期予想の営業利益340億円に対する進捗率も第3四半期時点で64%にとどまっていることから、計画未達の可能性が意識されたもようだ。

■コニカミノルタ <4902>  1,037円  -78 円 (-7.0%)  本日終値

コニカミノルタ <4902> が2月1日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結税引き前利益は前年同期比20.4%減の271億円に減った。

⇒⇒コニカミノルタの詳しい業績推移表を見る

■アイチコーポレーション <6345>  763円  -57 円 (-7.0%)  本日終値

アイチコーポレーション <6345> が2月1日大引け後(15:40)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比13.8%減の55.2億円に減り、通期計画の82億円に対する進捗率は67.3%となり、5年平均の66.0%とほぼ同水準だった。

⇒⇒アイチコーポレーションの詳しい業績推移表を見る

■京セラ <6971>  7,007円  -493 円 (-6.6%)  本日終値

京セラ <6971> が2月1日大引け後(15:00)に決算(米国会計基準)を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比27.4%増の902億円に伸びた。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の1190億円→1080億円(前期は1038億円)に9.2%下方修正し、増益率が14.6%増→4.0%増に縮小する見通しとなった。

⇒⇒京セラの詳しい業績推移表を見る

■メドレックス <4586>  1,600円  +300 円 (+23.1%) ストップ高   本日終値

メドレックス<4586>がストップ高。同社は経皮吸収型製剤の技術で優位性を持つ創薬ベンチャー。1日取引終了後に、オキシコドン(中枢性鎮痛薬)テープ剤「MRX-1OXT」の米国における第1相臨床試験の結果が良好だったことを発表した。加えて、「テープ剤の新規な組成物」について米国特許査定の通知を受けた。これが、株価を強く刺激する格好となっている。

●ストップ高銘柄

アール・エス・シー <4664>  1,600円  +600 円 (+60.0%) ストップ高   本日終値

大和自動車交通 <9082>  2,022円  +400 円 (+24.7%) ストップ高   本日終値

IGポート <3791>  3,355円  +500 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値

アイ・ピー・エス <4335>  718円  +100 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値

など、7銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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