明日の株式相場見通し=下値模索の展開続く、今夜のNY株動向を注視
あす(6日)の東京株式市場は、きょうの大幅安の後遺症が想定されるのに加え、今夜の米株式市場でNYダウ平均株価の下落に歯止めが掛からない場合は、売り圧力が払拭できずに、主力の値がさハイテク株を中心に続落基調で下値模索の展開となりそうだ。
市場関係者からは「日米株式市場ともに、昨年9月以降ほぼ一本調子での上昇を続けていただけに、下落幅が大きくなっている。東京株式市場でも日経平均株価が、下値メドとの見方もあった13週移動平均線(2万3043円35銭)と75日移動平均線(2万2779円83銭)を一気に下回ったことで、投資家心理が弱気に傾いている。海外ヘッジファンドや、国内機関投資家が売りを加速させていることも不安材料だ。ただ、いまのところ日米ともに企業業績は比較的良好な見通しにあり、ファンダメンタルズ面を評価しての押し目買いへの期待感はある」との見方が出ていた。
週明け5日の東京株式市場は、米国株の急落を受けて朝方から大きく売り優勢に傾き、日経平均株価は一時、600円を超える下げをみせた。日経平均株価終値は、前週末比592円45銭安の2万2682円08銭と続急落となった。
日程面では、ペンス米副大統領が来日(8日まで)、12月の家計消費状況調査、1月の車名別新車販売台数・輸入車販売台数に注目。海外では、米12月の貿易収支が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)