NY株式:NYダウは1175ドル安、ダウは過去最大の下げ幅を記録

市況
2018年2月6日 7時04分

5日の米国株式相場は下落。ダウ平均は1175.21ドル安の24345.75、ナスダックは273.42ポイント安の6967.53で取引を終了した。先週の雇用統計をきっかけとした米長期金利の上昇に対する警戒感が広がり、アジア・欧州株がほぼ全面安となり、米国株も売りが先行。朝方はもみ合う展開となったが、先行き不透明感を受けた資金引き揚げが広がり、主要株価は揃って大幅下落。ダウは一時1600ドル近く下落するなど、荒い値動きとなった。セクター別では全面安となり、特に銀行や各種金融の下落が目立った。

大手行のウェルズ・ファーゴ(WFC)は顧客への不正行為に対して、FRB(米連邦準備制度理事会)が処分を発表し、大幅下落。半導体のクアルコム(QCOM)は、同業ブロードコム(AVGO)による買収額引き上げが報じられた一方で、アップル(AAPL)が同社製半導体の採用を取りやめるとの思惑から軟調推移。原油相場の下落を受けてエクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー関連会社が売られた。検索大手のアルファベット(GOOGL)は、交流サイトのフェイスブック(FB)が、動画コンテンツの制作者に広告売上を還元する仕組みを導入し、ユーチューブに対抗するとの報道で下落した。

資産家のレイ・ダリオ氏は最近の株価下落を通常の調整の一環であるとの認識を示したほか、ミネアポリス連銀総裁は金融危機が差し迫っているとの見方を否定した。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

提供:フィスコ

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