話題株ピックアップ【夕刊】(3):オークマ、任天堂、ソフトバンク

注目
2018年2月6日 15時26分

■グンゼ <3002>  6,180円  -490 円 (-7.4%)  本日終値

5日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常は4%増益・通期計画を超過」が嫌気された。

グンゼ <3002> が2月5日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.9%増の67.6億円に伸び、通期計画の60億円に対する進捗率が112.8%とすでに上回ったが、前年同期の139.5%を下回った。

⇒⇒グンゼの詳しい業績推移表を見る

■住友電気工業 <5802>  1,695.5円  -123.5 円 (-6.8%)  本日終値

5日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は16%減益」が嫌気された。

住友電気工業 <5802> が2月5日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.7%増の1246億円に伸びたが、通期計画の1950億円に対する進捗率は63.9%となり、5年平均の65.5%とほぼ同水準だった。

⇒⇒住友電気工業の詳しい業績推移表を見る

■オークマ <6103>  6,780円  -400 円 (-5.6%)  本日終値

オークマ<6103>、東芝機械<6104>、牧野フライス製作所<6135>など工作機械株が軒並み売られた。また、キーエンス<6861>やファナック<6954>などの下げもきつい。世界的な景気拡大を背景に企業の設備投資意欲の増大が機械セクターの株価を押し上げたが、ここにきて米株安や為替の円高などで流れが変わっている。特に前日は米国株市場でNYダウが過去最大の下げ幅を記録、ボーイングやキャタピラーなど景気拡大シナリオのなか上昇してきた銘柄に売りがかさんでおり、東京市場でも設備投資関連株への売り圧力が強くなっている。

■任天堂 <7974>  44,470円  -2,440 円 (-5.2%)  本日終値

任天堂<7974>が急落。全般相場が波乱となるなかリスク回避の売りが一気に高まっている。1月末に今期2回目となる業績の上方修正を発表、18年3月期の売上高を9600億円から1兆200億円(前期比2.1倍)へ、営業利益を1200億円から1600億円(同5.4倍)へ大幅に引き上げており、これを手掛かりに5万円大台目前まで買われる場面があったが、前週末から全体指数に歩調を合わせるように急速な調整局面に入っている。「ニンテンドースイッチ」はその関連ソフトも含め同社の売り上げ拡大に大きく貢献しているが、市場では「“スイッチ効果”は目先の株価に大方織り込んでおり、足もと1ドル=108円台に入った円高による輸出採算の悪化が意識されている」との声も出ている。

■矢作建設工業 <1870>  858円  -47 円 (-5.2%)  本日終値

5日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が37%減益で着地・10-12月期も17%減益」が嫌気された。

矢作建設工業 <1870> が2月5日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比36.7%減の40.7億円に落ち込み、通期計画の60億円に対する進捗率は67.9%にとどまり、5年平均の80.3%も下回った。

⇒⇒矢作建設工業の詳しい業績推移表を見る

■ソフトバンクグループ <9984>  8,369円  -431 円 (-4.9%)  本日終値

ソフトバンクグループ<9984>が後場下げ幅拡大、一時741円安で8000円トビ台まで売り込まれた。全体リスク回避の売りがかさむなか、先物主導のインデックス売買の影響を受けている。時価総額は一時9兆円を割り込む場面があった。傘下の米スプリントの10~12月期決算は最終損益が黒字化したものの、今はファンダメンタルズ面の評価はリスクオフ相場のなかで希薄化している。

■東京エレクトロン <8035>  18,785円  -910 円 (-4.6%)  本日終値

東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>、SCREENホールディングス<7735>、SUMCO<3436>、信越化学工業<4063>など半導体関連株が軒並みきつい下げとなった。前日の米国株市場ではNYダウが一時1600ドル近い暴落をみせたが、そのなかエヌビディアが8.5%安に売られるなど半導体セクターへの売りも目立った。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も4.7%安と下落基調を強めており、これを受けて東京市場でも関連銘柄への売りが勢いを増している。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,332円  -60 円 (-4.3%)  本日終値

国際石油開発帝石<1605>、日本海洋掘削<1606>、石油資源開発<1662>など資源開発関連や、JXTGホールディングス<5020>、昭和シェル石油<5002>など石油関連株がいずれも揃って安い。前日の米国株市場ではNYダウが過去最大の下げ幅を記録、全面安に売られた一方でリスクオフの流れを受けてWTI原油先物価格も急落、1ドル30セント安の1バレル=64ドル15セントと1月22日以来の水準に落ち込んだ。これを背景にシェブロンが5%安、エクソンモービルは5.7%安と大幅に値を下げており、東京市場でもその地合いが波及する形となった。

■VIX短先物 <1552>  14,790円  +3,000 円 (+25.5%) ストップ高   本日終値

国際のETF VIX短期先物指数<1552>がストップ高。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時に上昇する特性を持つ。5日の米VIX指数は、前週末に比べ20.01(2.1倍)高の37.32に急騰している。NYダウは5日、前週末比1175.21ドル安の2万4345.75ドルと、過去最大の下げ幅を記録した。米長期金利の上昇を背景にした投資家心理の悪化を受け、リスク回避の動きが強まった。下げ幅は一時、1600ドルに迫る全面安となった。

■クリエイト <3024>  700円  +100 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値

管工機材の卸売りを手掛けるクリエイト <3024> [JQ]がストップ高。5日に決算と配当増額、株主優待の新設を発表しており、これらを評価する買いが向かった。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比46.6%増の3億2400万円に拡大した。売上高が堅調に推移する中、販管費が減少したことなどが大幅増益の要因となった。通期計画の3億7000万円に対する進捗率は87.6%に達しており、業績上振れが期待できる状況にある。併せて、設立70周年記念配当2円を実施する形で、今期の年間配当を従来計画の12円→14円(前期は12円)に増額修正した。また、新たに導入する株主優待制度では、毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律でクオカード1000円分を贈呈する。

●ストップ高銘柄

国際VX中先 <1561>  15,420円  +3,000 円 (+24.2%) ストップ高   本日終値

日経VI <2035>  2,868円  +500 円 (+21.1%) ストップ高   本日終値

ニチダイ <6467>  2,332円  +400 円 (+20.7%) ストップ高   本日終値

など、5銘柄

●ストップ安銘柄

santec <6777>  1,238円  -400 円 (-24.4%) ストップ安   本日終値

チャームケア <6062>  2,151円  -500 円 (-18.9%) ストップ安   本日終値

森組 <1853>  668円  -150 円 (-18.3%) ストップ安   本日終値

日本精蝋 <5010>  405円  -80 円 (-16.5%) ストップ安   本日終値

グロバルLM <3486>  7,790円  -1,500 円 (-16.2%) ストップ安   本日終値

など、13銘柄

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