本日注目すべき【好決算】銘柄 ヘリオスTH、トヨタ、宮地エンジ (6日大引け後 発表分)

注目
2018年2月7日 7時00分

6日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ヘリオスTH <6927>   ★今期経常を12期ぶり最高益に上方修正、予想PERが9倍に低下

◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の26億円→28.8億円に10.8%上方修正。増益率が89.1%増→2.1倍に拡大し、12期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。露光装置用光源ユニット装置の販売が計画を上回るうえ、コスト削減の進展も上振れに貢献する。

予想PERが10.1倍→8.9倍に低下し、割安感がさらに強まった。

宮地エンジ <3431>   ★今期経常を一転15%増益・最高益に上方修正

◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の26億円→30億円に15.4%上方修正。従来の0.5%減益予想から一転して14.9%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。手持ち工事が順調に進むなか、工事採算の改善やコスト削減が利益を押し上げる。

予想PERが11.2倍→10.5倍に低下し、割安感がさらに強まった。

中山鋼 <5408>   ★今期経常を7%上方修正、配当も3円増額

◆18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比17.8%増の50.2億円に伸びて着地。活況な建築業界や自動車・機械関連の設備需要拡大を背景に、鋼材の販売数量が増加、値上げ効果も収益を押し上げた。鉄スクラップなどの原材料コストや燃料費の上昇を吸収し、2ケタ増益を達成した。

併せて、通期の同利益を従来予想の56億円→60億円に7.1%上方修正。上方修正は昨年8月に続き、2回目となる。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の5円→8円(前期は5円)に大幅増額修正した。

トヨタ <7203>   ★今期最終を最高益に23%上方修正

◆18年3月期の連結最終利益を従来予想の1兆9500億円→2兆4000億円に23.1%上方修正。増益率が11.4%増→31.1%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年11月に続き、3回目。世界販売台数の見通しを1025万台→1030万台に引き上げたうえ、円安による採算改善や経費減少なども寄与する。米国税制改革に伴う法人税の減少も最終利益を大きく押し上げる。

ゴルドウイン <8111>   ★今期最高益予想を23%上乗せ、配当10円増額、1→2の株式分割も発表

◆18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比74.6%増の67.1億円に拡大して着地。防寒衣料などが好調だった主力のアウトドアブランドが売上を牽引する形で、2ケタ増収を達成。好採算な直営店や自社ネット通販の売上拡大に加え、発注管理の強化による販売ロス削減なども大幅増益に貢献した。

業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の56億円→69億円に23.2%上方修正し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。併せて、期末一括配当を従来計画の75円→85円(前期は65円)に増額修正した。

同時に、3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表。

日邦産業 <9913> [JQ]  ★今期経常を75%上方修正、配当も1円増額

◆18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は4.8億円の黒字(前年同期は8.5億円の赤字)に浮上して着地。車載用電子制御部品やスマートフォン関連部材、医療機器関連向け樹脂成形品などの販売が好調だった。為替の円安で為替差損が減少したことも黒字浮上に大きく貢献した。

足元の受注好調や退職給付債務の計上法変更の影響を踏まえ、通期の同利益を従来予想の2億円→3.5億円に75.0%上方修正。併せて、期末一括配当を従来計画の3円→4円(前期は無配)に増額修正した。

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