話題株ピックアップ【夕刊】(2):DACHD、そーせい、ミネベア

注目
2018年2月8日 15時18分

■DACHD <6534>  2,320円  +158 円 (+7.3%)  本日終値

D.A.コンソーシアムホールディングス<6534>が大幅続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は7日、同社株の目標株価を2400円から3000円に引き上げた。レーティングは「オーバーウエート」としている。同社の第3四半期(17年10~12月)の連結売上高551億4200万円、営業利益26億6700万円はともに同証券の予想を上回り、「ポジティブ」と指摘。同証券では、18年3月通期の業績予想を上方修正し、連結営業利益は82億円から88億円(会社予想72億円)に見直している。

■カナミックネットワーク <3939>  5,000円  +325 円 (+7.0%)  本日終値

カナミックネットワーク <3939> [東証M] が2月7日大引け後(17:00)に決算を発表。18年9月期第1四半期(10-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比72.9%増の1億円に拡大し、10-3月期(上期)計画の1.5億円に対する進捗率は68.0%に達し、さらに前年同期の34.7%も上回った。

⇒⇒カナミックネットワークの詳しい業績推移表を見る

■ヨコオ <6800>  2,039円  +125 円 (+6.5%)  本日終値

ヨコオ<6800>が続伸。この日正午ごろ、18年3月期の連結業績予想について、売上高を495億円から510億円(前期比15.7%増)へ、営業利益を28億5000万円から31億円(同23.2%増)へ、純利益を18億円から22億円(同7.6%減)へ上方修正し、期末配当予想を10円から12円へ引き上げたことが好感された。回路検査用コネクタ事業でBGAソケットなど半導体後工程検査用治具が好調だったほか、高周波電子部品検査用MEMSプローブカードなど半導体前工程検査用治具も伸長。また、無線通信機器事業で微細スプリングコネクタを中核製品とするファインコネクタも携帯端末メーカー向けが回復傾向となり、第3四半期業績が計画を上回ったことが要因としている。同時に発表した第3四半期累計(17年4~12月)決算は、売上高380億7500万円(前年同期比18.9%増)、営業利益23億4900万円(同17.1%増)、純利益18億1600万円(同4.0%増)だった。なお、年間配当は20円となり、前期実績の18円に対しては2円の増配となる予定だ。

■旭硝子 <5201>  4,635円  +260 円 (+5.9%)  本日終値

旭硝子 <5201> が2月7日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。17年12月期の連結税引き前利益は前の期比69.4%増の1144億円に拡大し、18年12月期も前期比3.1%増の1180億円に伸びる見通しとなった。同時に、前期の年間配当を60円→65円(前の期は5→1の株式併合前で18円)に増額し、今期は110円とし、前期の株式併合を考慮した実質配当は4.8%増配とする方針とした。

⇒⇒旭硝子の詳しい業績推移表を見る

■マクニカ富士 <3132>  3,205円  +170 円 (+5.6%)  本日終値

マクニカ・富士エレホールディングス<3132>が続伸。子会社のマクニカはきょう、米オートノマスタッフ(AS社)と日本国内における代理店契約を締結し、自動運転プラットフォーム搭載の実証車両の販売を開始すると発表した。AS社の自動運転実証車両は、自動運転に必要なハードおよびソフトウエアを搭載しており、顧客の要望に応じてさまざまな構成でカスタマイズした実証車両を提供することが可能。マクニカは国内の自動車および部品メーカーに販売するほか、自動運転用AI(人工知能)アルゴリズムを研究開発する大学や研究機関などにも提供するとしている。

■そーせいグループ <4565>  10,470円  +550 円 (+5.5%)  本日終値

そーせいグループ<4565>が5日ぶりに反発。この日の朝方、英アストラゼネカ社とのがん免疫療法分野の共同開発プログラムが順調に進行していると発表しており、これを好感した買いが入った。同社によると、進行性固形がんを対象とした新規開発品「AZD4635」の第1相臨床試験で初めての拡大コホート(後期第1相試験)の最初の被験者に対する投与が行われたほか、18年第1四半期には、上皮成長因子受容体遺伝子変異陽性(EGFRm)非小細胞肺がんを対象とした新規併用療法の臨床試験を開始する予定としている。

■岩谷産業 <8088>  3,860円  +165 円 (+4.5%)  本日終値

岩谷産業<8088>は続伸。同社は7日取引終了後、18年3月期通期の連結利益予想の上方修正を発表した。売上高は6850億円から6650億円(前期比13.1%増)へ下方修正したものの、営業利益は251億円から265億円(同5.8%増)へ、最終利益は159億円から170億円(同2.7%増)へそれぞれ増額した。産業ガスや機械設備の販売が計画を大きく上回るなど、各セグメントともに業績は好調に推移している。2月のLPガス仕入価格ならびに足もとおよび今後の業績を踏まえて、通期業績予想を見直した結果、当初予想を上回る見込みとなった。あわせて発表した第3四半期累計の連結決算は、売上高4801億6200万円(前年同期比16.6%増)、営業利益160億4600万円(同37.5%増)、最終利益107億6000万円(同35.9%増)だった。

■ミネベアミツミ <6479>  2,390円  +100 円 (+4.4%)  本日終値

ミネベアミツミ<6479>は続伸。同社は7日取引終了後、18年3月期通期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を8100億円から8500億円(前期比33.0%増)へ、営業利益を730億円から800億円(同63.2%増)へ、最終利益を570億円から620億円(同50.7%増)へそれぞれ増額した。主力製品のボールベアリングは、自動車向けでの省エネや安全装置用のニーズ拡大や、ファンモーター向け需要増などにより、11月には外販として過去最高の月間販売数量を更新した。ミツミ事業では、カメラ用アクチュエーター、ゲーム機器などの機構部品、スイッチ、保護ICなどスマートフォン向け製品、アンテナ、通信 モジュール、コネクターなどの全ての製品が好調に推移している。あわせて発表した第3四半期累計の連結決算は、売上高6549億2700万円(前年同期比48.0%増)、営業利益643億8900万円(同85.5%増)、最終利益515億5500万円(同2.1倍)だった。

■古河機械金属 <5715>  2,364円  +94 円 (+4.1%)  本日終値

古河機械金属<5715>が大幅高。同社はきょう午後2時に、18年3月期第3四半期累計(17年4~12月)の連結決算を発表。経常利益は72億9200万円(前年同期比43.4%増)となり、通期計画85億円に対する進捗率は85.8%に達した。売上高は1225億3000万円(同14.4%増)で着地した。国内向けにトンネルドリルジャンボの出荷が増加したほか、17年9月実施のトラック排ガス規制対応前の駆け込み需要からユニッククレーンも伸長。海外相場の上昇を背景に金属部門が増収増益となったことも寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■ワコム <6727>  557円  +22 円 (+4.1%)  本日終値

7日、ワコム <6727> が決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比5.5倍の42億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。タブレット用デジタルペンがレノボなどの新モデル向けの出荷が好調だったほか、教育市場向けも伸びたことが寄与。販管費の抑制や円安による採算改善も大幅増益に貢献した。通期計画の31億円をすでに35.6%も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

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