東京株式(大引け)=245円高、不安心理後退でリバウンド局面に

市況
2018年2月8日 15時57分

8日の東京株式市場は、日経平均が高く始まった後、前引けにかけて戻り売りに伸び悩んだが、後場に入り好業績銘柄など中心に買い直される展開となった。

大引けの日経平均株価は前日比245円49銭高の2万1890円86銭と大幅続伸。東証1部の売買高概算は18億2042万株、売買代金概算は3兆5495億7000万円。値上がり銘柄数は1485、対して値下がり銘柄数は509、変わらずは71銘柄だった。

前日の米国市場ではNYダウ、ナスダック指数ともに安く、依然として不安定な値動きだが、下値に対するボラティリティが低下したことで投資家の過度な不安心理が後退した。これを受けて、きょうの東京市場は、朝方は買い優勢で始まった。しかし、午前中は上値の重い展開を強いられた。あすのオプションSQを控え、先物を絡めた売買が全体に影響を及ぼしたが、後場は日経平均寄与度の高い値がさ株が買われ、指数を押し上げた。決算発表が佳境入りとなるなか、好業績銘柄などを中心に国内機関投資家の押し目買いも観測された。取引時間中に外国為替市場で円安に振れたこともポジティブに作用、自動車株や機械株などが買われたことが全体の地合いを良くした。売買代金は前日、前々日に比べ減少しているとはいえ、3兆5000億円超と高水準が続いている。

個別では、トヨタ自動車<7203>が高く、ソフトバンクグループ<9984>も買い優勢。ファナック<6954>、キーエンス<6861>なども上昇した。日本電子材料<6855>、シンクロ・フード<3963>、イノテック<9880>、日精エー・エス・ビー機械<6284>がストップ高となったほか、ダイトロン<7609>、日本カーバイド工業<4064>、バリューコマース<2491>、オオバ<9765>なども値を飛ばした。東洋鋼鈑<5453>も物色人気となった。

半面、任天堂<7974>、ソニー<6758>が軟調、SMC<6273>も売られた。東洋エンジニアリング<6330>、タカラトミー<7867>が急落、イソライト工業<5358>も大幅安。安藤ハザマ<1719>、アイスタイル<3660>などの下げも目立つ。シグマクシス<6088>、ディー・エル・イー<3686>も安い。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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