明日の株式相場見通し=3連休を前に持ち高調整の売り、好決算銘柄への買いは継続
あす(9日)の東京株式市場では、3連休を前にした週末とあって持ち高調整の売りが目立つ展開となりそうだ。ただ一方で、好決算銘柄を買い進む姿勢は継続するものと予想され、売り買いが交錯して値動きが激しくなる可能性もある。
市場関係者からは「きょう前場は、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が乱高下したこともあり、見送り姿勢で模様眺めの展開となった。後場からは、GLOBEX(シカゴ先物取引システム)の時間外取引で、米株価指数先物が堅調な推移となっていたことや、外国為替市場で、一時1ドル=109円台半ばまで円安・ドル高が進行したことなどを好感して、日経平均は一時、前日比331円高まで買い進まれる場面もあった。その後上昇幅はやや縮小したものの、きょうは利益の上方修正や高進捗率など好調な決算数値を素直に評価して買い進む動きが目立った」との見方が出ていた。
8日の東京株式市場は、日経平均が高く始まった後、前引けにかけて戻り売りに伸び悩んだが、後場に入り好業績銘柄などを中心に買い直される展開となった。日経平均株価終値は前日比245円49銭高の2万1890円86銭と大幅続伸した。
日程面では、日韓首脳会談に注目。海外では、中国1月の消費者物価指数・卸売物価指数、米12月の卸売売上高、韓国・平昌オリンピック開会式(25日まで開催)が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)