15日の香港市場概況:ハンセン2.0%高で3日続伸、大型株が上げ主導

市況
2018年2月15日 18時00分

半日商いとなった15日の香港市場は値上がり。主要51銘柄で構成されるハンセン指数が前日比599.83ポイント(1.97%)高の31115.43ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が274.52ポイント(2.24%)高の12535.51ポイントとそろって3日続伸して取引を終えた。半日立ち会いの売買代金は769億900万香港ドルとなっている(14日は前場と後場で合計1288億200万香港ドル)。

米株高が追い風。米企業業績の好調が続くなか、昨夜のNYダウは4日続伸した。中国・香港の上場企業に対する決算期待も強まっている。連休明けから本格化する業績報告に関しては、増益や黒字転換など改善を予告する企業が多い。

大型株が相場をけん引。ハンセン指数の構成銘柄では、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)と中国最大手行の中国工商銀行(1398/HK)がそろって3.1%高、中国4大銀行の中国建設銀行(939/HK)が4.7%高と上げが目立った。

本土系不動産セクターも高い。中国恒大集団(3333/HK)が7.1%、中国金茂HD(817/HK)が6.4%、雅居楽集団HD(3383/HK)が5.0%、首創置業(2868/HK)が4.4%、碧桂園HD(2007/HK)が3.9%ずつ上昇した。

素材セクターも物色される。銅生産で中国最大手の江西銅業(358/HK)が4.1%高、アルミニウム中国最大手の中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が3.8%高、セメント中国大手の安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が2.8%高、鉄鋼大手の馬鞍山鋼鉄(323/HK)が3.6%高、段ボール原紙メーカーの玖龍紙業(2689/HK)が3.1%高と値を上げた。

なお、春節(旧正月)で香港市場は15日が半日立ち会い、16日から19日が休場。本土市場は15~21日が休場となる。

【亜州IR】

《CS》

提供:フィスコ

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