【↑】日経平均 大引け| 428円高・2万2000円台回復、円高一服で買い加速 (2月19日)

市況
2018年2月19日 17時00分

日経平均株価

始値  21903.66

高値  22152.85(14:54)

安値  21858.33(09:02)

大引け 22149.21(前日比 +428.96 、 +1.97% )

売買高  12億9080万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆3256億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は428円高で3連騰、2万2000円台回復

2.前週末の米株市場はまちまちの展開も為替の円高一服を好感

3.先物への買いで後場に上げ足を加速、アルゴリズム売買の影響も

4.値上がり銘柄数2000超、全体の97%が上昇する全面高様相

5.値がさ株が物色人気集めるも、全体売買代金は低下傾向続く

■東京市場概況

前週末の米国市場では、NYダウは19ドル高と6日続伸。前日までの好地合いを引き継ぎ、一時200ドルを超える上昇となったが、買い一巡後はトランプ政権のロシア疑惑への懸念から上昇幅が縮小した。

週明けの東京市場では終始買い優勢、日経平均株価は後場も一貫して上値指向を続け、2万2000円大台を回復428円高と3日続伸し、この日の高値圏で大引けを迎えた。3日間の上げ幅は1000円近くに達した。

19日の東京市場は前週末の米国株市場が高安まちまちだったものの、外国為替市場でドル安・円高が一服したことを受け主力株をはじめ広範囲に買いが入った。ひところ相場の攪乱要因となったVIX指数も落ち着きを取り戻しており、投資家の不安心理が後退している。後場に入ると株価指数先物主導でインデックス買いが流入、上げ足が加速した。金融や不動産株への買いが目立ったが、値上がり銘柄数は2000を超え、東証1部の97%の銘柄が上昇する全面高様相。アルゴリズム売買による影響も一方通行の動きを助長している。日経平均は終始上値指向を続けてほぼ高値引けとなり、約2週間ぶりに2万2000円台を回復した。なお、売買代金については2兆3000億円台で低下傾向にある。

個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが物色人気となり、トヨタ自動車<7203>も高い。任天堂<7974>、ファナック<6954>、ブイ・テクノロジー<7717>、キーエンス<6861>など値がさ株が買われた。コシダカホールディングス<2157>、TOKYO BASE<3415>などが値を飛ばし、オプトホールディング<2389>も急伸、カチタス<8919>、トリドールホールディングス<3397>なども大きく上昇した。

半面、ブリヂストン<5108>が軟調、アイスタイル<3660>が急落した。河合楽器製作所<7952>が安く、ジャパンディスプレイ<6740>、北の達人コーポレーション<2930>も値を下げた。アルバック<6728>、ジーンズメイト<7448>も下落した。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、ファナック <6954> 、ソフトバンク <9984> 、日東電 <6988> 、リクルート <6098> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約122円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はブリヂストン <5108> 、電通 <4324> 、資生堂 <4911> 、アサヒ <2502> 、ソニーFH <8729> 。押し下げ効果は約7円。うち4円はブリヂストン1銘柄によるもの。

東証33業種のうち32業種が上昇し、下落はゴム製品のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)卸売業、(2)その他金融業、(3)不動産業、(4)サービス業、(5)倉庫運輸関連。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)鉱業、(2)保険業、(3)鉄鋼、(4)医薬品、(5)パルプ・紙。

■個別材料株

△アグレ都市 <3467> [東証2]

記念株主優待を実施、クオカード贈呈。

△エイチーム <3662>

上期経常最高益予想を48%上乗せ。

△オンコリス <4588> [東証M]

米バイオベンチャーに出資。

△ニッパンR <4669> [JQ]

今期経常は43%増益へ。

△メディアS <4824> [東証M]

東証が信用規制解除。

△チャームケア <6062> [JQ]

東証2部への市場変更や株式分割を好感。

△Vテク <7717>

「有機EL製造装置開発へ」との報道。

△セルシード <7776> [JQG]

18年12月期は初の最終黒字を引き続き材料視。

△八十二 <8359>

0.98%を上限に自社株買いを実施。

△ヒガシ21 <9029> [東証2]

今期期末一括配当を3.5円増額。

▼ツヴァイ <2417> [東証2]

今期経常を一転赤字に下方修正。

▼ナノキャリア <4571> [東証M]

中外薬 <4519> との共同研究契約見直し。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ヴィンクス <3784> 、(2)コシダカHD <2157> 、(3)T-BASE <3415> 、(4)ネオジャパン <3921> 、(5)エラン <6099> 、(6)ヨコオ <6800> 、(7)オプトHD <2389> 、(8)バリューHR <6078> 、(9)シンクロ <3963> 、(10)キャリインデ <6538>

値下がり率上位10傑は(1)アイスタイル <3660> 、(2)河合楽 <7952> 、(3)早稲アカ <4718> 、(4)グロブライド <7990> 、(5)ブロドリーフ <3673> 、(6)ブリヂストン <5108> 、(7)Jディスプレ <6740> 、(8)北の達人 <2930> 、(9)アルバック <6728> 、(10)TOA <6809>

【大引け】

日経平均は前日比428.96円(1.97%)高の2万2149.21円。TOPIXは前日比37.78(2.17%)高の1775.15。出来高は概算で12億9080万株。値上がり銘柄数は2002、値下がり銘柄数は56となった。日経ジャスダック平均は4022.67円(88.52円高)。

[2018年2月19日]

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