明日の株式相場見通し=3日連続大幅高の反動で一服商状、売買代金は低水準に
あす(20日)の東京株式市場は、現地19日の米株式相場が休場となることなどから、海外投資家の参加が限定的となり、市場エネルギー自体は盛り上がりに欠けるものとなりそうだ。また、きょうまで3日連続の大幅高で、日経平均株価が合計995円上昇と1000円近い急ピッチな戻りをみせていることから、その反動で利益確定の売りも予想され、一服商状となりそうだ。
市場関係からは「きょうは、アジア市場の一部や、現地19日の米株式市場が休場のため、海外投資家の参加は限定的で、東証1部の売買代金は、今年最低の2兆3256億円と低水準だったものの、個人投資家など国内勢の頑張りで、日経平均は前週末比400円を超える大幅高となった。外国為替市場での円高・ドル安の一服が買い材料とされたものの、東証1部の値上がり銘柄数が2002(全体の97%)に達するほどの全面高となったのは、需給面からの買い戻しの加速といえそうだ。ただ、今後も変動率の大きな展開は続きそうだ」との見方が出ていた。
週明け19日の東京株式市場は、終始買い優勢の展開で、日経平均は後場も一貫して上値指向を続け、2万2000円台を回復した。終値は、前週末比428円96銭高の2万2149円21銭と大幅高で3日続伸した。
日程面では、1月の全国コンビニエンスストア売上高に注目。海外では、ドイツ社会民主党が政権入りの是非を問う党員投票を開始、独2月のZEW景況感指数が焦点となる。(冨田康夫)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)