マザーズ先物見通し:投資家心理の改善を背景に買い先行

市況
2018年2月26日 8時53分

本日のマザーズ先物は、日経平均の上昇に連動して買い先行で始まりそうだ。23日の米国市場では、米長期金利の低下を受けてNYダウが347ドル高と大幅に続伸した。米セントルイス連邦準備銀行のブラード総裁が22日、米CNBCテレビのインタビューで「今年に(利上げ4回分に当たる)1%引き上げるのは多すぎると思う」と述べ、政策金利の引き上げペースの加速が景気腰折れにつながると懸念を示したことなどが金利低下の背景にある。金利上昇に伴う割高感からこれまで値を下げていた半導体関連などハイテク株中心に買い戻され、NYダウ全体を押し上げた。シカゴ日経225先物清算値も22025円と約3週間ぶりに2万2000円台を回復しており、投資家心理の改善がマザーズ先物にも好影響を与えそうだ。ただ、日本株全体としては為替が1ドル=107円前後となお円高推移していることや、米長期金利も低下したとはいえ2.87%と高水準にあることが懸念材料とみられている。また、今週行われるパウエル新FRB議長の議会証言次第では、再び米金利や円相場の上昇につながりかねないだけに、日経平均が軟化すれば新興市場にも売りが波及する場面もありそうだ。本日の上値メドは1250pt、下値メドは1200ptとする。

《HK》

提供:フィスコ

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