明日の株式相場見通し=25日線を巡り攻防続く、下落幅の半値戻しも焦点に

市況
2018年2月27日 17時29分

あす(28日)の東京株式市場では、米株式市場の堅調さなどに支えられて買い意欲が継続する一方で、きょうまでの3日続伸で日経平均株価が合計653円と大幅上昇していることへの警戒感もあることから、売り買いが拮抗する地合いとなりそうだ。ただ、現地27日に予定されるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言の内容次第で、米長期金利やNYダウが波乱展開となり、その影響を受ける可能性もある。

市場関係者からは「きょうは、日経平均が取引時間中に一時、25日移動平均線(2万2446円38銭=27日)を上回る場面があったものの、終値での奪回は持ち越しとなった。また、1月23日の取引時間中高値の2万4129円から2月14日の同安値2万950円までの下落幅の半値戻しに当たる2万2539円も2万2500円近辺にあり、この水準を大きく突破できるかどうか、今後の相場に影響を与える正念場に差し掛かっている」との見方が出ていた。

日程面では、大型放射光施設で使われるX線ナノ集光ミラーの開発・製造・販売や、各種自動細胞培養装置などの開発・販売を手掛けるジェイテックコーポレーション<3446>が東証マザーズ市場に新規上場する。

このほかに、1月の鉱工業生産指数、1月の新設住宅着工戸数、1月の建設機械出荷額に注目。海外では、10~12月期の米国内総生産(GDP)改定値、中国2月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.