豪ドル週間見通し:伸び悩みか、資源価格の先安観は払拭されず

通貨
2018年3月10日 16時03分

■堅調推移、米朝関係改善への期待広がる

先週の豪ドル・円は堅調推移。豪準備銀行(中央銀行)声明で成長見通しがやや引き下げられたことや、10-12月期GDPの伸びが予想以上に鈍化したことが豪ドル売り材料になった。しかし、米朝関係改善への期待で豪ドル買い・円売りが優勢となった。米ドル・円相場が円安方向に振れたことも対円レートの上昇を促す一因となった。取引レンジ:81円49銭-83円90銭。

■伸び悩みか、資源価格の先安観は払拭されず

今週の豪ドル・円は伸び悩みか。先週の豪準備銀行(中央銀行)の声明では、成長見通しがやや引き下げられ、賃金の伸びも依然低いと指摘されており、利上げを急がないとの見方から豪ドルは買いづらい。米朝対話への期待はあるものの、トランプ米政権の保護主義的な政策への傾斜から、資源価格の先安観が台頭しており、豪ドル相場の上昇を抑える一因となる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント

・13日:2月NAB企業景況感指数(1月:19)

・14日:3月ウエストパック消費者信頼感指数(2月:102.7)

予想レンジ:82円00銭-85円00銭

《FA》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.