フリービット---3Qは売上高が6.2%増、ブロードバンド事業及びアドテクノロジー事業が伸張

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2018年3月12日 14時31分

フリービット<3843>は9日、2018年4月期第3四半期(17年5月-18年1月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比6.2%増の288.54億円、営業利益が同30.2%減の9.66億円、経常利益が同51.9%減の5.16億円、親会社株主に帰属する四半期純損失が7.24億円(同2.52億円の利益)となった。

ブロードバンド事業は、スマートフォンやタブレットといったICT端末の普及に伴って、宅内Wi-Fi環境を通じたネット動画視聴、ゲームをはじめとしたリッチコンテンツやSNSの利用増加により固定回線向けインターネット接続サービスの帯域費用が高止まりしたものの、集合住宅向けインターネット接続サービス等の順調な拡大が売上及び利益の伸張を牽引した。

モバイル事業は、自社グループがMVNEとしてサービスを提供するMVNO企業数が増加するとともに、MVNOとしてエンドユーザー向けに提供する格安SIMサービスにおいても新プランの投入などの競合他社との差別化を図り、更なるユーザー獲得に努めた。

アドテクノロジー事業は、自社グループ独自のアドテクノロジー関連サービスである広告運用統合プラットフォーム「ADMATRIX DSP」や動画広告市場向けの商材を中心としたインターネット広告サービスの提供に注力した。中でもアフィリエイトサービスにおいては、得意とする業界での伸長に加え、その他の業界への提供も順調に広がったことで、事業規模並びに収益規模が拡大した。

クラウド事業は、パブリッククラウドサービス及びプライベートクラウドサービス、そしてそれを組み合わせたハイブリッドクラウドサービスの拡販を継続するとともに、IoT特化型クラウドサービスを投入する一方で、システムの整備・改善とレガシーサービスの淘汰を図った。

ヘルステック事業は、事業拡大が見込める薬局向けソリューションサービスの提供を目的とした前連結会計年度のフリービットEPARKヘルスケア連結子会社化などにより売上高が増加した。

2018年4月期通期については、売上高が前期比13.6%増の400.00億円、営業利益が同51.4%増の20.00億円、経常利益が同135.3%増の19.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が1.00億円とする業績予想を据え置いている。

《TN》

提供:フィスコ

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