カイカ---仮想通貨運用による営業外利益等を計上、2Q以降は売上高区分に

材料
2018年3月13日 14時23分

カイカ<2315>が12日に発表した18年1月期第1四半期(11-1月)決算は、売上高が前年同期比32.5%増の15.55億円、営業損失が2.53億円(同0.32億円の黒字)、経常利益が同25.9倍の6.73億円、四半期純利益が同26倍の7.29億円だった。大手SIer向け開発案件が堅調だったほか、前会計年度に子会社化した東京テックおよびネクス・ソリューションズが順調に推移した。利益面は、仮想通貨プラットフォームのシステムの先行投資により費用が増加したことにより、営業損益は赤字となったが、経常利益、四半期純利益においては、仮想通貨運用により営業外収益として仮想通貨売却益9.15億円、特別利益として債権回収益11.83億円計上、大幅な増益となった。

また、仮想通貨に関するシステムの研究、開発および運用等を行うCCCT社を昨年11月に全額出資によって新規設立しているが、カイカおよびCCCTにおける仮想通貨の運用結果は、トータルで大幅な利益を計上する結果となっている。18年10月期通期については、売上高が前期比65.3%増の87.62億円、営業利益が同251.4%増の10.40億円、経常利益が同72.7%増の12.57億円、当期純利益が同63.4%増の10.80億円の計画を据え置いている。

なお、仮想通貨売買損益については、第2四半期以降は、売上高区分に計上する予定である。そのため、第2四半期以降の営業損益は黒字に好転しやすくなろう。その他、開発を進めている仮想通貨プラットフォーム構想は、システムの貸与やASPサービスによる収益化を計画。さらに、今後の仮想通貨ビジネスの展開として、仮想通貨取引所システムの他に、フィスコ仮想通貨取引所のビックデータを活用した取引、デリバティブを活用してリスクを抑えた取引、SNSのビックデータを活用した取引、世界中の取引所のデータを収集・分析した取引、アルトコインとの関係性を利用した取引等のシステム構築を推進する計画している。

《TM》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.