話題株ピックアップ【夕刊】(2):オカモト、東洋エンジ、丹青社

注目
2018年3月16日 15時15分

■オカモト <5122>  1,109円  +31 円 (+2.9%)  本日終値

15日、オカモト <5122> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.04%にあたる100万株(金額で13億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は3月16日から9月28日まで。

■東洋エンジニアリング <6330>  1,035円  +23 円 (+2.3%)  本日終値

東洋エンジニアリング<6330>は続伸。同社株は2月8日にマドを開けて急落、米国向けエチレン製造設備における工事コスト大幅増加や進捗率の悪化による業績下方修正を発表したことが嫌気された。しかし、その時につけた933円が底値となり、その後は断続的な買い注文が入り1000円近辺で売り物を吸収。さらに、今月15日の取引時間中にインドの国営肥料会社から大型肥料プラントを受注したことを発表、これを足掛かりに浮上の兆しをみせている。

■丹青社 <9743>  1,270円  +21 円 (+1.7%)  本日終値

丹青社<9743>が反発。きょう付の日経産業新聞で東京五輪関連などの受注拡大に向けてデザイン・演出力を強化すると報じられており、なかで「五輪関連では約100億円の売り上げを見込んでおり、2021年1月期の売上高を875億円と前期より16%伸ばす計画だ」とあることから、好業績期待が高まったようだ。記事によると、「デザインセンター」と呼ぶ組織を立ち上げ、事業分野ごとに分かれていたデザイナーを集約して柔軟な受注体制を構築するほか、プロジェクションマッピングなど最新技術を持つスタートアップ企業との連携も広げるという。映像演出などに力を入れることで、受注を増やす方針のようだ。

■大同メタル工業 <7245>  1,295円  +21 円 (+1.7%)  本日終値

大同メタル工業<7245>は4日ぶりに反発。東海東京調査センターが15日付で、投資判断「アウトパフォーム」を再確認し、目標株価を1450円から1530円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同センターによると、業績トレンドは18年3月期上期を底に反転し拡大中であるとしており、自動車部品主力のエンジン用軸受けが、ターボ化の広がりとともに国内外の自動車メーカーからの受注と付加価値が拡大しているほか、回復した建設機械向け需要も続伸する見通しである点などを評価。また、5月に発表される予定の次期中期経営計画で、収益性重視や新規事業の開発が強調される可能性があるとしている。

■エレコム <6750>  2,545円  +29 円 (+1.2%)  本日終値

エレコム<6750>が反発。岩井コスモ証券は15日、同社株の投資判断を新規「B+」でカバレッジを開始した。目標株価は2800円に設定した。同社はパソコンおよびデジタル機器関連製品の大手。18年3月期は子会社化したDXアンテナが売上高の拡大に寄与、連結経常利益は前期比7%増の95億円(会社計画92億円)を予想。19年3月期は今期推定比5%高の100億円を見込む。M&A(合併・買収)の活用により、BtoBへの拡大にも期待している。

■オルガノ <6368>  3,475円  +30 円 (+0.9%)  本日終値

オルガノ<6368>が全般軟調地合いのなか7日続伸。中期波動でも26週移動平均線をサポートラインに再度上値指向が見込まれる。半導体設備投資需要が世界的に旺盛で、半導体向け純粋製造装置を手掛ける同社にも追い風が強い。中国では半導体関連の大型案件を受注しており、19年3月期も高水準の受注残を背景に増収増益基調が続く公算が大きい。また、水処理薬品も顧客企業の操業度改善が同社の収益環境にポジティブ材料となっている。

■GMOインターネット <9449>  2,262円  +19 円 (+0.9%)  本日終値

GMOインターネット<9449>が6日続伸で昨年来高値を更新。17年12月期の連結経常利益は前期比4%増の173億円と9期連続の最高益となり、今期も増益が見込まれるなど業績は拡大している。また、「物言う株主」と呼ばれるアクティビスト系ファンドである、香港のオアシス・マネジメント・カンパニーはGMOに対して買収防衛策の廃止などを株主提案している。GMOは同提案に反対している。株主総会は21日に予定されており、その結果が関心を集めている。

■森六ホールディングス <4249>  3,050円  +25 円 (+0.8%)  本日終値

森六ホールディングス <4249> が反発。東証が同社を16日売買分から貸借銘柄に選定すると発表したことが買い材料視された。日証金も16日約定分から貸借銘柄に追加すると発表しており、流動性の向上による売買活発化を期待する買いが向かった。

■東テク <9960>  2,468円  +16 円 (+0.7%)  本日終値

15日、東テク <9960> が配当修正を発表。18年3月期の年間配当を従来計画の45円→50円(前期は42円)に増額修正したことが買い材料視された。従来計画の普通配当45円に、東証1部指定記念配当として5円を上積みする。権利確定日の27日を前に配当取りを狙う買いなどが向かった。

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