本日注目すべき【好決算】銘柄 サイステップ、日本郵政、東海東京 (19日大引け後 発表分)

注目
2018年3月20日 7時00分

19日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

サイステップ <3810> [東証2]  ★今期最高益予想を44%上乗せ

◆18年5月期の連結経常利益を従来予想の4.5億円→6.5億円に44.4%上方修正。増益率が23.3%増→78.1%増に拡大し、従来の12期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。オンラインクレーンゲーム「トレバ」の大規模な増床、増台を背景に課金収入が伸び、売上が計画を36.0%も上回ることが利益を押し上げる。

大紀ア <5702>   ★今期経常を11期ぶり最高益に上方修正、配当も2円増額

◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の60億円→65.5億円に9.2%上方修正。増益率が28.1%増→39.8%増に拡大し、11期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。再生アルミ合金の販売数量が想定より伸びるうえ、製品と原料の価格差が改善したことも上振れに貢献する。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の16円→18円(前期は14円)に増額修正した。予想PERが7.3倍→6.7倍に低下する一方、期末配当利回りは2.44%に上昇し、割安感が強まった。

日本郵政 <6178>   ★今期経常を一転12%増益に上方修正

◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の7800億円→8900億円に14.1%上方修正。従来の1.9%減益予想から一転して11.9%増益見通しとなった。ゆうパック、ゆうパケットの取扱数量が増加し、売上が計画を上回ることが利益を押し上げる。

業績上振れに伴い、従来50円を計画していた今期の年間配当を増額する方針を示したが、具体的な金額は未定とした。

全国保証 <7164>   ★今期最高益予想を7%上乗せ、配当も5円増額

◆18年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の295億円→315億円に6.7%上方修正。増益率が2.0%増→8.8%増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。主力の民間金融機関住宅ローン保証事業で保証債務残高が堅調に推移する中、代位弁済が想定を下回り、与信費用が減少することが利益上振れの要因となる。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の74円→79円(前期は62円)に増額修正した。

東海東京 <8616>   ★未定だった期末配当は10円増配、配当利回り3%超

◆従来未定としていた18年3月期の期末配当は24円(前期は14円)実施する方針とした。特定子会社である高木証券の収益構造改革の進展による利益拡大を踏まえ、株主還元を拡充する。期末配当利回りは3.13%に上昇。権利確定日の27日を目前に配当取り狙いの買いなどが期待される。

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