注目銘柄ダイジェスト(前場):魚力、大紀アルミ、インフォテリなど

市況
2018年3月20日 12時22分

魚力<7596>:1335円(+162円)

大幅反発で上昇率トップ。株主優待制度の再開発表が材料視されている。毎年9月末の株主を対象に、100株以上300株未満で保有期間が3年未満の株主には2000円相当の海産物を、保有期間が3年以上の場合には3000円相当の海産物を贈呈する。もともと配当利回りも高水準であったため、一段と実質利回り妙味が高まる状況となっているもよう。

アスクル<2678>:3485円(-190円)

大幅続落。昨日は決算発表を受けて売り優勢の展開となったが、本日は野村證券が投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げしたことが弱材料視されている。一部飲料での送料徴収による増収率の低下、外部委託分の配送費用の増加、自社配送の能力強化による経費増加などにより、B2C事業の収益が従来想定以下に留まるとみているもよう。株価上昇による目標株価との乖離縮小も格下げの背景と。

日本郵政<6178>:1315円(+42円)

大幅反発。前日に業績予想の上方修正を発表している。通期純利益は4000億円から4500億円に上方修正、ゆうパック・ゆうパケットなどの取扱数量が増加したことが背景。ただ、第3四半期までの進捗率が高かったことから、サプライズは乏しいとみられる。一方、上方修正に伴い、特別配当とする形で年間配当金を従来の50円から増額するとしている。配当額は現時点で未定としているが、大幅増配への期待感が先行。

大紀アルミ<5702>:805円(+66円)

大幅反発。前日に業績予想、並びに配当予想の修正を発表している。通期営業利益は従来予想の62.6億円から69億円に上方修正、販売数量の上振れに加えて、マージンの拡大も想定以上になったもよう。年間配当金も従来の16円から18円に引き上げている。上半期決算時に続く上方修正(55.8億円から62.6億円)に続く業績上振れとなり、良好な業績モメンタムをあらためて好感する動きに。

JDI<6740>:207円(+5円)

反発。デンソー<6902>がJOLEDに出資することが分かったと報じられている。第三者割当増資を引き受け、出資比率15%の同社と並んで産業革新機構に次ぐ主要株主となる見通し。JOLEDは500億円を調達して、生産停止中の同社の能美工場でパネルの量産を開始する計画のようだ。有機EL量産による稼働率の向上が、業容再建への足掛かりになっていくとの期待感が先行している。

インフォテリ<3853>:1296円(+98円)

大幅反発。3月26日付で東証マザーズから東証1部へ市場変更すると発表。パッシブファンド等の資金流入に期待した買いが向かい、マザーズ上昇率上位にランクインしている。また、同時に配当予想の修正も発表した。従来未定としていた期末配当を4円、加えて市場変更に伴い記念配当2円(合計6円)を実施することも支援材料に。

リファインバス<6531>:2675円(+168円)

反発。一部メディアが掲載した中堅上場企業の直近3年間平均の自己資本利益率(ROE)ランキングでトップとなったことで関心を集めている。2月から株価調整局面が続いていたが、直近の17年7-12月期(上期)決算が減益となり、18年6月期業績の計画下振れ懸念が重しになっていた。ただ、新工場の立ち上げに伴う停止も、現在は正常稼動状態に戻っており、新規事業の寄与なども改めて期待視されているとの見方も。

《ST》

提供:フィスコ

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