【↓】日経平均 大引け| 3日続落、米株急落で売り先行も後場下げ渋る (3月20日)

市況
2018年3月20日 16時16分

日経平均株価

始値  21297.98

高値  21384.86(14:59)

安値  21223.97(09:19)

大引け 21380.97(前日比 -99.93 、 -0.47% )

売買高  11億8168万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆2559億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は3日続落、米株急落の影響でリスクオフの売り優勢

2.フェイスブックの会員情報不正利用に伴う売りが日米ハイテク株に波及

3.朝方に250円超の下落も、後場は押し目買いが入り下げ渋る展開

4.FOMCの結果を前に買い手控えも、後半は権利取り狙いの買い流入

5.後場にプラス転換する銘柄も相次ぎ、全体の45%の銘柄が値上がり

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは335ドル安と大幅反落。フェイスブックによる会員情報不正利用が嫌気され、ハイテク株中心に売りが優勢となった。

東京市場では、前日の米株安を受け売り先行で始まり、日経平均株価は引き続き下値模索の動きとなったが、後場は戻り歩調となり下げ幅を縮めた。

20日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが一時500ドル近い下げをみせたことを受け、リスク回避の動きが強まった。米国では会員情報の不正利用が判明したフェイスブック株が急落してハイテク株全般が下げを主導したが、この流れが東京市場にも波及し電機セクターなど中心に売りがかさんだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前にして買い手控えムードが漂うなか、日経平均は朝方に250円以上下げる場面があった。しかし、後場に入ると日銀のETF買い観測や、3月期末の権利取りを狙った買いなどが入り、全般下げ渋り、日経平均の大引けは99円安まで戻して着地した。東証1部の値上がり銘柄数も950弱と全体の45%を占めるなど後場に上昇転換する銘柄も多くみられた。

個別ではファナック<6954>、キーエンス<6861>が大きく値を下げたほか、東京エレクトロン<8035>、ソフトバンクグループ<9984>も売りに押された。日本電産<6594>も安い。オハラ<5218>が急落、アイスタイル<3660>、ペプチドリーム<4587>の下げも目立つ。ペッパーフードサービス<3053>、北の達人コーポレーション<2930>、アスクル<2678>値を下げた。サイバーエージェント<4751>も安い。

半面、日本郵政<6178>が堅調、東京海上ホールディングス<8766>も買い優勢。SBIホールディングス<8473>も大きく買われた。魚力<7596>が急騰で値上がり率トップに買われたほか、大紀アルミニウム工業所<5702>、レノバ<9519>も値を飛ばした。DOWAホールディングス<5714>、ソースネクスト<4344>なども上昇した。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は京セラ <6971> 、KDDI <9433> 、エプソン <6724> 、ヤマハ発 <7272> 、日本郵政 <6178> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約13円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファナック <6954> 、東エレク <8035> 、日東電 <6988> 、ソフトバンク <9984> 、資生堂 <4911> 。押し下げ効果は約65円。うち33円はファナック1銘柄によるもの。

東証33業種のうち上昇は17業種。上昇率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)保険業、(3)証券商品先物、(4)非鉄金属、(5)海運業。一方、下落率の上位5業種は(1)医薬品、(2)電気機器、(3)小売業、(4)化学、(5)精密機器。

■個別材料株

△インフォテリ <3853> [東証M]

東証1部に市場変更、今期配当は2.1円増配。

△ACCESS <4813> [東証M]

岩井コスモ証券が目標株価を1500円へ引き上げ。

△特殊陶 <5334>

SMBC日興証券が目標株価を3500円へ引き上げ。

△大紀ア <5702>

今期経常を11期ぶり最高益に上方修正、配当も2円増額。

△日本郵政 <6178>

今期経常を一転12%増益に上方修正。

△リファインV <6531> [東証M]

一部メディアの中堅企業ROEランキングでトップに。

△魚力 <7596>

株主優待制度を再開。

△竹田印刷 <7875> [東証2]

株主優待制度を変更しクオカードを贈呈。

△いちよし <8624>

未定だった今期配当は30円増配。

△福井コン <9790>

10%を上限に自社株買いを実施。

▼アスクル <2678>

野村證券が投資判断を「ニュートラル」に格下げ。

▼ストライク <6196>

上期経常を一転17%減益に下方修正。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)魚力 <7596> 、(2)大紀ア <5702> 、(3)プロシップ <3763> 、(4)Bガレージ <3180> 、(5)レノバ <9519> 、(6)ミニストップ <9946> 、(7)SBI <8473> 、(8)酒井重 <6358> 、(9)ジャスト <4686> 、(10)DOWA <5714>

値下がり率上位10傑は(1)オハラ <5218> 、(2)インベスC <1435> 、(3)LIFULL <2120> 、(4)アイスタイル <3660> 、(5)KLab <3656> 、(6)ハウスドゥ <3457> 、(7)ペプドリ <4587> 、(8)ペッパー <3053> 、(9)北の達人 <2930> 、(10)PI <4290>

【大引け】

日経平均は前日比99.93円(0.47%)安の2万1380.97円。TOPIXは前日比3.68(0.21%)安の1716.29。出来高は概算で11億8168万株。東証1部の値上がり銘柄数は947、値下がり銘柄数は1025となった。日経ジャスダック平均は4036.40円(9.96円安)。

[2018年3月20日]

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