「燃料電池関連」は根強い人気でランキング16位、政府の水素重視で根強い人気テーマに<注目テーマ>

特集
2018年4月4日 12時22分

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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「燃料電池関連」が16位となり、根強い人気を継続している。

世界的に電気自動車(EV)へのシフトが進んでいるが、日本政府では引き続き水素も重視しており、今夏をメドに改定するエネルギー基本計画でも、低炭素社会実現に向けた重要手段として水素を活用する方針を明記する方針という。水素とそれを利用した燃料電池の分野では日本企業は技術的な優位性を持っていることから、水素市場でイニシアティブを握るのが狙いだ。

水素をめぐっては、昨年12月にまとめた「水素基本戦略」で、2050年をメドに価格を5分の1に下げ、ガソリンや液化天然ガス(LNG)などと同程度のコストにすることを掲げているほか、普及促進のために水素ステーションの整備も盛り込まれている。具体的には商用水素ステーションを20年度までに160カ所程度、25年度までに320カ所程度を整備するとしていることから、今後も燃料電池関連、水素関連が市場のテーマとして注目されるのは間違いない。

この日は、きょう付の日経産業新聞で「海上技術安全研究所(東京都三鷹市)、日本船舶技術研究協会、ヤンマーは、燃料電池を動力とする船の航行試験を実施した」と報じられていることも、燃料電池の利用の裾野拡大につながるとの見方から関連銘柄にとってプラスに働いているもよう。岩谷産業<8088>が続伸しているほか、長府製作所<5946>、パナソニック<6752>、大阪ガス<9532>など関連銘柄の一角堅調な動きを見せている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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