話題株ピックアップ【夕刊】(3):プリメックス、セラク、ブイキューブ

注目
2018年4月9日 15時24分

■日本プリメックス <2795>  1,290円  +162 円 (+14.4%)  本日終値

日本プリメックス<2795>が急反発。前週4日に突発人気化しストップ高に買われた後も急騰モード全開、前週末こそ小休止を入れたものの週明けに再び投資マネーの流入が加速している。同社はATMの領収書発行を主力とする産業用ミニプリンターを手掛けており、セルフサービス情報端末「KIOSK」向けプリントソリューションで圧倒的シェアを誇っていることから、セルフレジ関連株の有望株として一気に人気化した。3月末時点で信用買い残高はわずか1万8000株に過ぎず、日証金では現在株不足で逆日歩がついている状況にある。

■セラク <6199>  839円  +89 円 (+11.9%)  本日終値  東証1部 上昇率3位

セラク<6199>が急反騰。前週末6日の取引終了後に発表した第2四半期累計(17年9月~18年2月)単独決算が、売上高42億7400万円(前年同期比22.7%増)、営業利益1億9200万円(同54.1%増)、純利益1億1800万円(同27.4%増)と大幅増益となったことが好感された。顧客企業の「デジタルマーケティング領域」「ウエブサイト運用」「CRMマーケティング運用」の慢性的な人材不足を背景に、ウエブマーケティングコミュニケーション事業の案件獲得が順調に進んだことが牽引役となった。また、人材採用と育成を進めたことが寄与しスマートソリューション事業が伸長したことも寄与した。なお、18年8月期通期業績予想は、売上高90億円(前期比20.0%増)、営業利益5億9000万円(同10.7%増)、純利益3億7000万円(同2.8%増)の従来見通しを据え置いている。

■ブイキューブ <3681>  624円  +49 円 (+8.5%)  本日終値  東証1部 上昇率5位

ブイキューブ<3681>が大幅高で年初来高値を更新した。ドローンの開発・製造・操作技術などの最新テクノロジーを紹介する専門展示会である「第4回国際ドローン展」が4月18日から20日にかけて幕張メッセで開催されることもあって、ドローン関連株人気が盛り上がりをみせている。同社はネットを経由して遠隔地の相手と映像でつなぐサービスを提供するが、この映像配信技術がドローン分野でもカギを握っている。ドローンで撮影した映像をクラウド上に送信して人工知能(AI)で解析するシステムに注力中だ。これについては昨年、同社子会社のブイキューブロボティクス・ジャパンがデータセクション<3905>とドローンを活用した太陽光パネルの自動点検サービスなどで連携している。

■サイオス <3744>  917円  +71 円 (+8.4%)  本日終値

サイオス<3744>が大幅高で5連騰。株式市場ではドローンやRPAなどと絡め人工知能(AI)関連銘柄への物色ニーズが強い。そのなか、同社はAIを用いてビッグデータ解析をする「SIOS iQ(サイオスアイキュー)」などを手掛けており、直近は東大発ベンチャーでエピゲノムの専門解析を行うレリクサ(東京都千代田区)との資本・業務提携を発表するなどで注目を集めている。業績面も18年12月期は開発費負担から伸び悩むものの来期以降の伸びに期待がかかる。ソフトウエア開発事業では米国やアジアなど海外マーケットを開拓しており、中期的な成長期待が大きい。

■アクモス <6888>  429円  +31 円 (+7.8%)  本日終値

アクモス<6888>が大幅続伸、年初来高値を更新した。時価は2016年5月以来約2年ぶりの高値圏を走っている。同社は電子商取引支援や情報セキュリティーなどITソリューション事業を中心に展開し、M&A戦略を駆使して業容を拡大している。ドローン分野にも積極的に参入、子会社のASロカスがドローンを活用した災害防止監視システムを開発するなどで同関連有力株としてもマーケットの視線は熱い。

■古野電気 <6814>  800円  +55 円 (+7.4%)  本日終値  東証1部 上昇率8位

6日、古野電気 <6814> が18年2月期の連結経常利益を従来予想の14億円→18.5億円に32.1%上方修正。従来の4.0%減益予想から一転して26.9%増益見通しとなったことが買い材料視された。船舶事業や産業用事業が堅調に推移する中、円安による採算改善などが利益を押し上げた。業績上振れに伴い、前期の年間配当を従来計画の8円→10円(前の期は8円)に増額修正したことも支援材料となった。

■クラウドワークス <3900>  1,525円  +80 円 (+5.5%)  本日終値

クラウドワークス<3900>が後場一段高。同社はきょう、3月のグループ全体の月間総契約額が創業以来初めて10億円を突破したことを明らかにした。グループの全サービス累計ユーザー数は、3月末時点で188万人。深刻な人手不足に悩む企業が増えるなか、フリーランスや副業人材を活用した企業経営のかたちが広がってきたことが追い風となっている。

■システムインテグレータ <3826>  1,134円  +51 円 (+4.7%)  本日終値

システムインテグレータ<3826>が続伸。前週末6日の取引終了後に発表した19年2月期の単独業績予想で、売上高40億円(前期比6.2%増)、営業利益5億円(同1.0%増)、純利益3億4800万円(同0.6%増)と増収増益を見込んでいることが好感された。人工知能(AI)ビジネスの「AISI∀」およびRPA(ロボットによる業務自動化)関連サービスへの開発投資を積極的に行うほか、ERP事業でも大規模な製品強化を計画しており、売上高の増加と見込む一方、コストアップも見込んでいる。なお、18年2月期決算は売上高37億6700万円(前の期比18.6%増)、営業利益4億9400万円(同2.3倍)、純利益3億4500万円(同2.5倍)だった。同時に、21年2月期を最終年度とする中期経営計画を発表しており、最終年度に売上高53億円、経常利益6億8400万円(19年2月期予想5億300万円)を目指すとしている。

■ケアサービス <2425>  1,236円  +40 円 (+3.3%)  本日終値

ケアサービス<2425>が堅調。同社は6日、子会社のケアサービスヒューマンキャピタルが今月から介護業界を対象にした人材紹介事業を本格的に開始すると発表。これが買い材料視されているようだ。また、事業開始に伴い、求職者のための紹介登録サイト「かいごの架け橋」を新たにオープン。採用のミスマッチを減らすことで、業界の課題である人材不足の解消と定着率の向上をサポートしていくという。

■イデアインタ <3140>  1,271円  +41 円 (+3.3%)  本日終値

イデアインターナショナル<3140>が新値追い。同社は6日取引終了後に、バッグの企画・製造などを手掛けるシカタ(京都市)の全株式を27日付で取得し、連結子会社化すると発表。シカタは、女性向けバッグの国内トップクラスのOEMメーカー。同社はシカタの子会社化で、生産流通の効率化やコラボレーション商品開発、さらに新たなカテゴリーの開発による両社の収益拡大を目指すとしている。

●ストップ高銘柄

サムシング <1408>  569円  +80 円 (+16.4%) ストップ高   本日終値

など、2銘柄

●ストップ安銘柄

幸和製作所 <7807>  3,380円  -700 円 (-17.2%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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