明日の株式相場見通し=シリア巡る米ロ対立を懸念、買い手控えムードが継続

市況
2018年4月12日 17時41分

あす(13日)の東京株式市場は、化学兵器使用疑惑のあるシリアのアサド政権に対して、米国が今週末にも軍事行動を起こす姿勢を示す一方で、シリアの後ろ盾となるロシアがこれに反発しており、中東を巡る地政学リスクが高まっていることから、売り先行の展開となりそうだ。

市場関係者からは「きょうは売り買いともに手控えムードが強く、東証1部の売買代金は2兆1030億円と低調だった。また、1日の日経平均株価の高安の変動幅は128円と小幅で、始値と終値の水準が近い“ほぼ十字足”で方向感に欠ける展開となった。ただ、きょう引け後に発表された4月第1週(2~6日)の海外投資家による日本の現物株と先物合計の売買金額は、4431億円の買い越し(前週は9366億円の売り越し)で、13週ぶりの買い越しとなった。海外投資家が積極買いに転じているだけに、中東情勢の不透明感払拭に期待したい」との見方が出ていた。

12日の東京株式市場は、シリア情勢の軍事的緊張による地政学リスクを背景とした米株安を受け終始買い手控えムードとなった。ただ、売り圧力も乏しく下値は頑強だった。日経平均株価終値は、前日比26円82銭安の2万1660円28銭と小幅続落した。

日程面では、小池東京都知事が記者会見、17年10月時点の日本の人口推計に注目、オプションSQ算出日。海外では、中国3月の貿易統計が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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