東京株式(大引け)=32円高、日米首脳会談通過で買い戻しもやや買い疲れ感

市況
2018年4月19日 15時43分

19日の東京株式市場は終始買い優勢の展開となり、日経平均株価は後半伸び悩んだものの売り物をこなし、小幅ながらプラス圏をキープした。

大引けの日経平均株価は前営業日比32円98銭高の2万2191円18銭と5日続伸。東証1部の売買高概算は15億7719万株、売買代金概算は2兆5927億9000万円。値上がり銘柄数は1177、対して値下がり銘柄数は822、変わらずは83銘柄だった。

きょうの東京市場はリスクを取る動きが優勢だったものの、日経平均は前日まで4日続伸していることもあり、買い疲れ感から上値も重かった。日米首脳会談では、日本の貿易黒字に対する米国側からの要求も懸念されていたほど強いものではなく無難に通過した。これを受けてショートポジションをとっていた海外ヘッジファンドの買い戻しが入り、全体相場を押し上げる格好となった。外国為替市場でも1ドル=107円台半ばまで円安に振れ、主力株中心に買い安心感につながった。一方、前日までの4日間で日経平均は500円近い上昇をみせていたことで、戻り売り圧力も表面化している。滞留出来高の多い2万2500円ラインに接近すると上値が重く、後場に入ると目先筋が利益確定売りを急ぎ、上げ幅を縮小した。売買代金は厚みが加わり、前日を上回った。

個別では、住友金属鉱山<5713>が大幅高に買われたほか、安川電機<6506>、コマツ<6301>なども堅調。三菱商事<8058>も買い優勢となった。エムアップ<3661>がストップ高に買われ、安永<7271>、平田機工<6258>も値を飛ばした。津田駒工業<6217>も大幅高。インターアクション<7725>、東洋エンジニアリング<6330>なども上昇した。出光興産<5019>、ソースネクスト<4344>も高い。

半面、マネックスグループ<8698>が大幅続落、SUMCO<3436>が安く、ファナック<6954>、キーエンス<6861>も軟調だった。レノバ<9519>がストップ安、TATERU<1435>も急落。THEグローバル社<3271>も大きく利食われた。トーセイ<8923>、アイスタイル<3660>などの下げも目立つ。いちご<2337>、ペプチドリーム<4587>も売られた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

最終更新日:2018年04月19日 16時25分

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