【↑】日経平均 大引け| 5日続伸、日米首脳会談通過で海外勢買い戻しも上値は重い (4月19日)

市況
2018年4月19日 16時30分

日経平均株価

始値  22231.86

高値  22360.65(10:22)

安値  22176.86(14:46)

大引け 22191.18(前日比 +32.98 、 +0.15% )

売買高  15億7719万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆5927億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は5日続伸、日米首脳会談通過で海外ヘッジファンドが買い戻し

2.貿易黒字に対する米国側の要求は想定内、ドル高・円安もポジティブ材料に

3.主力株など広範囲に買いが入り、売買代金は2兆6000億円弱と膨らむ

4.前日まで日経平均は4日続伸で約500円の上昇、後場は戻り売り圧力も

5.住友鉱など非鉄株上昇、安川電、コマツなど設投関連の一角にも買い目立つ

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは38ドル安と3日ぶりに反落した。原油価格の上昇を受け買い先行も、決算で利益率の低下が懸念されたIBMが急落し指数を押し下げた。

東京市場では終始買い優勢の展開となり、日経平均株価は後半伸び悩んだものの売り物をこなし、小幅ながらプラス圏をキープした。

19日の東京市場はリスクを取る動きが優勢だったものの、日経平均は前日まで4日続伸していることもあり、買い疲れ感から上値も重かった。日米首脳会談では、日本の貿易黒字に対する米国側からの要求も懸念されていたほど強いものではなく無難に通過した。これを受けてショートポジションをとっていた海外ヘッジファンドの買い戻しが入り、全体相場を押し上げる格好となった。外国為替市場でも1ドル=107円台半ばまで円安に振れ、主力株中心に買い安心感につながった。一方、前日までの4日間で日経平均は500円近い上昇をみせていたことで、戻り売り圧力も表面化している。滞留出来高の多い2万2500円ラインに接近すると上値が重く、後場に入ると目先筋が利益確定売りを急ぎ、上げ幅を縮小した。売買代金は2兆6000億円弱と厚みが加わり、前日を上回った。

個別では、住友金属鉱山<5713>が大幅高に買われたほか、安川電機<6506>、コマツ<6301>なども堅調。三菱商事<8058>も買い優勢となった。エムアップ<3661>がストップ高に買われ、安永<7271>、平田機工<6258>も値を飛ばした。津田駒工業<6217>も大幅高。インターアクション<7725>、東洋エンジニアリング<6330>なども上昇した。出光興産<5019>、ソースネクスト<4344>も高い。

半面、マネックスグループ<8698>が大幅続落、SUMCO<3436>が安く、ファナック<6954>、キーエンス<6861>も軟調だった。レノバ<9519>がストップ安、TATERU<1435>も急落。THEグローバル社<3271>も大きく利食われた。トーセイ<8923>、アイスタイル<3660>などの下げも目立つ。いちご<2337>、ペプチドリーム<4587>も売られた。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は京セラ <6971> 、テルモ <4543> 、住友鉱 <5713> 、日東電 <6988> 、ダイキン <6367> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約39円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファナック <6954> 、ファストリ <9983> 、コナミHD <9766> 、リクルート <6098> 、資生堂 <4911> 。押し下げ効果は約51円。

東証33業種のうち上昇は20業種。上昇率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)鉄鋼、(3)石油石炭製品、(4)電気・ガス業、(5)鉱業。一方、下落率の上位5業種は(1)ゴム製品、(2)サービス業、(3)空運業、(4)小売業、(5)不動産業。

■個別材料株

△ベクター <2656> [JQ]

スマホゲーム「神殿戦記」の独占ライセンスを獲得。

△農業総研 <3541> [東証M]

日本郵便四国支社と業務委託契約を締結。

△イーブック <3658>

前期経常を26%上方修正。

△エムアップ <3661>

VR事業を展開する新会社を設立。

△SHIFT <3697> [東証M]

岩井コスモ証券が目標株価を6000円に引き上げ。

△アドソル日進 <3837>

米Lynx社とIoTソリューションで包括契約。

△平田機工 <6258>

欧州完成車メーカーからEV関連設備受注。

△安永 <7271>

前期経常を32%上方修正、配当も4円増額。

△クロスフォー <7810> [JQ]

株主優待制度を新設。

△ミズノ <8022>

前期経常を40%上方修正。

▼DMソリュ <6549> [JQ]

前期経常を一転36%減益に下方修正。

▼コナミHD <9766>

UEFAチャンピオンズリーグとのパートナーシップ終了。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)エムアップ <3661> 、(2)安永 <7271> 、(3)平田機工 <6258> 、(4)津田駒 <6217> 、(5)ミズノ <8022> 、(6)住友鉱 <5713> 、(7)アグロカネシ <4955> 、(8)インターアク <7725> 、(9)東洋エンジ <6330> 、(10)CSP <9740>

値下がり率上位10傑は(1)レノバ <9519> 、(2)TATERU <1435> 、(3)サムティ <3244> 、(4)アイエスビー <9702> 、(5)グローバル社 <3271> 、(6)エコス <7520> 、(7)マネックスG <8698> 、(8)トーセイ <8923> 、(9)アイスタイル <3660> 、(10)ヴィンクス <3784>

【大引け】

日経平均は前日比32.98円(0.15%)高の2万2191.18円。TOPIXは前日比0.51(0.03%)高の1750.18。出来高は概算で15億7719万株。東証1部の値上がり銘柄数は1177、値下がり銘柄数は822となった。日経ジャスダック平均は3912.17円(6.38円安)。

[2018年4月19日]

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